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任務の終わり(上)

スティーヴン・キング(著者), 白石朗(訳者)

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¥1,980

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 文藝春秋
発売年月日 2018/09/21
JAN 9784163909066

任務の終わり(上)

¥1,980

商品レビュー

4.2

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2020/02/02

 何か良くないこと、恐ろしいこと、悲しいことが怒るに違いない予兆は、前作の『ファインダーズ・キーパーズ』の最後に示されていた。そして、満を持して、〈退職探偵ホッジス、あるいはメルセデス・キラー三部作〉完結編の幕が上がる。  『ミスター・メルセデス』の最後でホリーの渾身の一撃によ...

 何か良くないこと、恐ろしいこと、悲しいことが怒るに違いない予兆は、前作の『ファインダーズ・キーパーズ』の最後に示されていた。そして、満を持して、〈退職探偵ホッジス、あるいはメルセデス・キラー三部作〉完結編の幕が上がる。  『ミスター・メルセデス』の最後でホリーの渾身の一撃によって植物状態になったブレイディ・ハーツフィールドは皮肉にもその脳損傷の副作用なのか、超常的な能力を獲得していた。一つは念動力。水道をひねって水を出したり、ブラインドをざわつかせたりするに過ぎない、たいして役に立ちそうにもない能力。しかし、もう一つは、他人の意識の中に入り込んで、その人間を意のままに操るという、ブレイディにとっては便利極まりないもの。この、悪の権化のようなブレイディにとって都合の良い、言い換えれば「陳腐になりがちな」能力が、キングの筆にかかるとずしりと重い説得力を帯びる。ブレイディの企みは緻密で狡猾で悪意に満ちている。  そして、我らがホッジスは健康上の不安ーー不安はやがて時限爆弾となって彼の命の炎を食い尽くしていくーーをかかえている。ホリーは〈ファインダーズ・キーパーズ社〉のハートナーに昇格していた。ジェロームはハーヴァードの大学生になって、ボランティア活動に忙しい日々を送っている。  そこへ、ホッジズのかつての相棒ピートから電話がかかる。心中したと思われる母娘は〈メルセデスの惨劇〉の被害者だった。同行したホリーは現場から「あるもの」を見つける。  ブレイディのどす黒い悪意は、ホッジズの大切な人の一人にまで及ぶ。胸が苦しくなるような展開にページをめくる手が止まらなくなる。体を襲う激痛とも戦いながら、ホッジズ最後の戦いは後半へと続く。

Posted by ブクログ

2019/04/19

ミスター・メルセデスの完結編上巻です。 脳神経科に缶詰となっているメルセデス・キラーのブレイディに、著者らしい超常的世界観が付与されていきます。 過去の二編は異常事件の刑事小説の範疇でしたが、今作はその枠を超えるために読者を困惑させるかもしれません。 しかし、それもスティーヴン・...

ミスター・メルセデスの完結編上巻です。 脳神経科に缶詰となっているメルセデス・キラーのブレイディに、著者らしい超常的世界観が付与されていきます。 過去の二編は異常事件の刑事小説の範疇でしたが、今作はその枠を超えるために読者を困惑させるかもしれません。 しかし、それもスティーヴン・キングと思えば自然であり、楽しめるでしょう。 下巻にも期待します。

Posted by ブクログ

2019/03/08

じわじわときてますな。 キングのはいっつも最初じれったくて、 上巻の終わりくらいから 急にスピードが増す感じだから 下巻が楽しみ!

Posted by ブクログ

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