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鯨 韓国文学のオクリモノ

チョン・ミョングァン(著者), 斎藤真理子(訳者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 晶文社
発売年月日 2018/05/21
JAN 9784794970008

商品レビュー

4

9件のお客様レビュー

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2023/10/15

ここ1〜2週間ほどで何故か急に韓国文学にハマり、自分でも訳がわからないまま色々と読み漁っているが、この本もまた「韓国文学」の豊かさや奥深さといったものを思い知らされた作品。 一体何を読まされているんだろう?という意識もありつつ、夢中になって最後まで読み進めてしまう。しかし読んだ後...

ここ1〜2週間ほどで何故か急に韓国文学にハマり、自分でも訳がわからないまま色々と読み漁っているが、この本もまた「韓国文学」の豊かさや奥深さといったものを思い知らされた作品。 一体何を読まされているんだろう?という意識もありつつ、夢中になって最後まで読み進めてしまう。しかし読んだ後も何を読んだのだろう?と呆然としつつ不思議な満足感がある。 全編通じて講談みたいな語り口の印象(講談は・・・ちゃんと聞いたことないけど)。神話を読んでいると現れるような不条理さが語り口の面白さによって押し切られるような感じ。語り口については訳者・斎藤真理子さんのあとがきにも、韓国の語り芸「パンソリ」との関連(影響?)が指摘されている。 というか、訳者あとがきのおかげでわけのわからない読後感(しかし不快ではない)が少し整理できた感はある。 一言に「韓国文学」といっても何か一定の方向性が必ずしもあるわけではなく、作家の数だけ表情がある・・・というのは当たり前といえば当たり前みたいな話なんだが、それでも「韓国文学」というものが醸し出している匂いみたいなものに今現在惹かれているのも確かなので、もう少し色々読み漁っていきたい。

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2023/09/02

抜きん出た才覚により財を成す母親とその娘の物語。猥雑、過剰、暴力、性差別、ロマン、駄洒落、…そして感動。2023年国際ブッカー賞最終候補。 読め始めは、ぶっ飛んだエンタメ小説だと思いました。著者のユーモラスな語り口を楽しみながら、次第に物語に夢中になりました。韓国の小説はあまり...

抜きん出た才覚により財を成す母親とその娘の物語。猥雑、過剰、暴力、性差別、ロマン、駄洒落、…そして感動。2023年国際ブッカー賞最終候補。 読め始めは、ぶっ飛んだエンタメ小説だと思いました。著者のユーモラスな語り口を楽しみながら、次第に物語に夢中になりました。韓国の小説はあまり読んだことはありませんが、好きになりそうです。また、韓国文学における本作の位置付けが訳者あとがきで分かり良かったです。

Posted by ブクログ

2023/05/10

いわゆるイノセントもの。 無垢なために、不幸な境遇に陥るけど、 本人は不幸だと思っていなくて、 (他者に倣って行動したり、  人と比べて自己憐憫する知性を  先天的に持っていないため、  受難しても無垢のまま、というキャラ設定) 読後、どう感じるかは 読者にお任せします、的...

いわゆるイノセントもの。 無垢なために、不幸な境遇に陥るけど、 本人は不幸だと思っていなくて、 (他者に倣って行動したり、  人と比べて自己憐憫する知性を  先天的に持っていないため、  受難しても無垢のまま、というキャラ設定) 読後、どう感じるかは 読者にお任せします、的な オチのつけ方をしている。 読むとセンチメンタル(死語)な気分に なるので、 (障がい者に鞭を打ってはいけない) 「傑作」と呼ばれやすいジャンルの 作品だと思う。 話の展開が気になって最後まで読んだけど、 ・好きか嫌いか? ・傑作か否か? と聞かれると判断に困る内容だった。 主人公以外の登場人物の多くが、 最終的に勧善懲悪的な結末を迎えるのが 韓流っぽいと思ったが、 もともとシナリオライターやってたと 知って納得だった。

Posted by ブクログ

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