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短歌は最強アイテム
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短歌は最強アイテム
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刊行日 2017/11/21 「「ちばさと」の愛称で親しまれる国語科の熱血教師で、歌人でもある著者が、短歌を通じて学校生活の様子や揺れ動く生徒たちの心模様を描く青春短歌エッセイ。友情、恋、部活といった現在進行形の高校生のリアルに寄り添いながら、「小さな黒板」の歌に「いろいろあるけ...
刊行日 2017/11/21 「「ちばさと」の愛称で親しまれる国語科の熱血教師で、歌人でもある著者が、短歌を通じて学校生活の様子や揺れ動く生徒たちの心模様を描く青春短歌エッセイ。友情、恋、部活といった現在進行形の高校生のリアルに寄り添いながら、「小さな黒板」の歌に「いろいろあるけど大丈夫!前を向いていこうぜ!」の思いを込めてエールを送る。」 はじめに──「短歌の人」と呼ばれて 第1章 正義の天使とつきあう方法── 教員歌人「ちばさと」の日常 ウィキペディアには載ったけれど なぜかケンカの仲裁を 「進学指導重点校」への異動が決まる 【短歌連作】 今,図書館にいます 第2章 大冒険が始まる── 小さな黒板を手に入れて 着任の挨拶は大成功 「今日のおすすめ短歌」を始める 恋の歌をめぐって なぜこの場所に黒板が置いてあったのか 「さようなら」が苦手な少女 青春キャンペーン ちばさと,倒れる そして夏休みが始まる 【短歌連作】 高校教師再入門 第3章 みんな旅の途中──クラスは大きな船 二年五組の担任に 授業で大苦戦 二つの部の顧問に 学級通信を捨てられて そこに本があったから 外間先生の思い出 代理ピアニスト,大いに汗をかく ちばさとは変態歌人(!?) 九月のある朝の出来事 古典の勉強会スタート 「先生,ごめんなさい」 三年五組卒業日記 【短歌連作】 空賊になって 第4章 好きな呼び方で友だちを呼ぼう──人間関係を深めるには 千葉くんの友だちは田中くん,高橋くん 名字ではなく名前を呼ぼう 「呼び名自己申告制」を始める 呼び名をプロデュースしよう 【短歌連作】 横浜駅西口にて 第5章 「友情」と「恋愛」は永遠の練習問題──どちらにも正解はありません 「名前で呼んでくれるんですよね」 先生がとれそうな賞 大縄跳び大会のあとで 『伊勢物語』をもとに恋を語れば 恋愛尊重法を制定したい ライバルは最高の友人 【短歌連作】 海の底のにぎやかなカフェ 第6章 いちばんの味方,いちばんの敵──親と出会い直す 子育てはツッコミ力で 親は友だち 母が倒れた 外はまだ明るいのに 親を叱るということ ちばさと,うさぎちゃんになる 文学を味方につけて 親子関係は永遠のテーマ 【短歌連作】 空ひとつ 第7章 ステージは薄暗がりの中──部活は光と影に彩られて 青春映画を撮影するとしたら 部活のおかげで健康に まさかのステージ・デビュー あとがき ブックガイド
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悪いけど、私こういう先生はちょっと苦手です。 立派だと思うし、子どもの担任なら良かったね、と喜ぶとは思うが。 学校の先生は普通の倫理観があって、(特に中学以上は)授業がちゃんとしていればそれでよいと言うか、それ以上関わりたくないと思っていた。先生は友達でもライバルでもなく、勉強...
悪いけど、私こういう先生はちょっと苦手です。 立派だと思うし、子どもの担任なら良かったね、と喜ぶとは思うが。 学校の先生は普通の倫理観があって、(特に中学以上は)授業がちゃんとしていればそれでよいと言うか、それ以上関わりたくないと思っていた。先生は友達でもライバルでもなく、勉強を確実に教えてくれて、その科目の面白さを伝えてくれて、それでもにじみ出す人柄があたたかければもう十分。 誕生日とかどうでもよい。 まあ現役の先生だから勤務校、生徒、その親、同僚、上司を悪くは書けないのは仕方ないと思う。生徒はみんな真面目で勉強、部活、友情、恋に正面から精一杯取り組んでいる。この本のメインの対象は高校生だけど、その中にはそうでない子どももいるだろう。私がそうであったように、ひねくれてて友達も少なく、部活もせず(部活の上下関係が苦手)、親ともぶつかってばかりの生徒もいると思う。そういう生徒が救いを求めて文学に親しむことも多いと思うが、これを読んだら、ひねくれものにも門戸を開く文学界も、やっぱりこんなものかとがっかりしてしまいそう。 それだけでなく、この著者の書いていることに納得できない。 「子どもが小さいとき、親は文字どおり「保護者」だ。だが子どもが大きくなる中で、親は「保護者」から「頼りになる友だち」へと役割を変える。(中略)そしていつしか親は「頼りになる友だち」から「親友」へとランクアップする。」(P150) この文章が一番ぎょっとした。私は親と友だちになったことはないし、子どもと友だちになったこともない。親と友だちは別だと思っている。もちろん親と「親友」になる子どももいるだろうけど、それが一般的なのか?大人になって聞いてみたら、十代の頃、親とは仲良くできなかったって言う人は結構いるし、大人になっても親とうまくやれない人もいるる。気は合わなくても、付き合わざるを得ないのが親で、そこが友だちと違って難しいんだと思うけど。そしてそういう鬱屈というか、憂いが物語や詩になることもあると思うけどね。 この人の作風は爽やか(熱血)青春短歌ってことで、短歌は(個人的には好みでないとしても)、これで良いと思うけど、エッセイ部分は、疎外感を感じていた若い頃を思い出して具合が悪くなってしまった。 青春メインストリームにのれないどころか触れもしなかったからこそ、文学に救いを見いだしていたのだけど。 こんな青春が送れるなら特に文学は必要ない気もするが。(純文学は)
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31文字に情景と感情の余韻を記す。非常に頭を使う言葉探し。言葉と想いが合致した時の心地よさは格別なはずだ。読む側も心の動きがイメージとしてとらえられたら、心地よい余韻に浸ることができる。日々の生活や学校生活に流れる様々なことを表現しながら、短歌の世界に導いてくれました。
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