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戦争と読書
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戦争と読書
¥880
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商品レビュー
3.9
9件のお客様レビュー
水木先生、大変なインテリ読書家である。 第1章の出征前手記は難解かつ送り仮名の使い方が変で読みにくい。常々「なまけものになりなさい」と説いていた先生が二十歳の時点では「怠惰」を厳に戒めている。どういうことだ?と思ったら、それについて弟子 荒俣宏による解説があった。 第2章は...
水木先生、大変なインテリ読書家である。 第1章の出征前手記は難解かつ送り仮名の使い方が変で読みにくい。常々「なまけものになりなさい」と説いていた先生が二十歳の時点では「怠惰」を厳に戒めている。どういうことだ?と思ったら、それについて弟子 荒俣宏による解説があった。 第2章は、戦前の読書事情、日本人と日記の関わりについて知るところが多かった。
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新約聖書やゲーテまで読んでちゃんとものにしている水木先生の哲学的な思索に感心し、私にとっての水木先生の印象もガラリと変わった。(文章は主に荒俣宏さんのもの)
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まとまりがなくて面白い。 人の日記を覗き見するような楽しさがある。 手記から滲む当時の時代の雰囲気もよい。 後に名を上げる作家の無名のころの手記ってのもまた面白い。
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