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知的文章とプレゼンテーション
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知的文章とプレゼンテーション
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商品レビュー
3.9
23件のお客様レビュー
主に論文の書き方、発表の仕方、情報の集め方など学問・研究向けに書かれた本だが、これらのノウハウは応用が効くので読んでよかった。 文章の書き方に関する本はたくさん読んできたが、多分これが一番参考になる。日本語でものを書く時は、 1必要なときには主語は略さない 2短い文章を書く ...
主に論文の書き方、発表の仕方、情報の集め方など学問・研究向けに書かれた本だが、これらのノウハウは応用が効くので読んでよかった。 文章の書き方に関する本はたくさん読んできたが、多分これが一番参考になる。日本語でものを書く時は、 1必要なときには主語は略さない 2短い文章を書く 3名詞の修飾は短く 4読点は、分かりやすさと読みやすさで決める 5語順はわかりやすさで決める 6あいまいな表現は使わない 7英語に直してみる 上記の7点を意識すると、読みやすく、すっきりとした文章が出来上がる。7は今まで見たことのなかった視点で、これは同時に日本語の曖昧さを意味することもあり興味深い発見だった。
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木下本,野口本に続く文章の書き方ガイド本。 木下本「事実と意見を分ける」,野口本「メッセージを明確に」,そして本書では「簡潔・明快・論理的」を強調。 審査と評価,プレゼンテーション,英語,コンピュータ利用も章立てされており,研究活動全般で参考になる。好まざるといえども英語の世紀...
木下本,野口本に続く文章の書き方ガイド本。 木下本「事実と意見を分ける」,野口本「メッセージを明確に」,そして本書では「簡潔・明快・論理的」を強調。 審査と評価,プレゼンテーション,英語,コンピュータ利用も章立てされており,研究活動全般で参考になる。好まざるといえども英語の世紀になったなら,箸文化だけれどもナイフとフォークを使えるようにすればいいだけのような考え方がいい。基本は使えればいいが,上達したければ勉強すればよい。箸文化は箸を使う人たちしか残せないので,日本語は日本語でしっかりと文化と共に残しておくことで独自性を維持し,英語による序列化から距離をおこくことができる。 少し古い(2011年,東日本大震災の年)けど学生の課題図書としても有効だろう。
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- ネタバレ
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途中、他の本に手を出してしまったりして読み終わるにはずいぶんかかってしまったけど、決して読むのに抵抗を感じるような内容や文体だったわけではない。むしろ、どこまで読んだか思い出しながら何度も読んだ部分もある。 さすがの黒木先生の文章。わかりやすくテンポがよく、簡潔で、それでいて所々にウィットに富んだ例えや引用がある。硬い内容とは打って変わって、読み進めていきたくなる文章だった。第一人者の研究者であり、すでにご引退もされている著者だけど、いくつになっても時代の変遷に対する努力も謙虚な姿勢も持ちつづけていらっしゃるのだなと思う。こういうすゝめの本を読んだ後には、文章を書きたいと思わせられる。
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