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渡部昇一「日本の歴史」(第2巻 中世篇)
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渡部昇一「日本の歴史」(第2巻 中世篇)
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商品レビュー
4.5
2件のお客様レビュー
天皇家の醜い争いが武士の台頭を許し江戸時代末期まで実権を武士に握られる事になるが因縁因果そのものと云える又、ローマ帝国の文人プラトニウスは「魚は頭から腐る」と云ったが洋の東西をとわず同様の姿を経験してきた事を歴史が物語っている。
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渡部昇一先生の「日本の歴史」も遂に中世篇。今回の内容は冒頭の「魚は頭から腐る」に集約されていると思う。 日本の中世は、「頭」の抗争が保元の乱、平治の乱を誘発し、平家、源氏の武家政治を生んで、建武の中興で一旦は中断するが、結局、明治維新まで武家政治は続く。 中世歴史で、ひときわ印象...
渡部昇一先生の「日本の歴史」も遂に中世篇。今回の内容は冒頭の「魚は頭から腐る」に集約されていると思う。 日本の中世は、「頭」の抗争が保元の乱、平治の乱を誘発し、平家、源氏の武家政治を生んで、建武の中興で一旦は中断するが、結局、明治維新まで武家政治は続く。 中世歴史で、ひときわ印象に残るのは楠木正成の存在。今までの武士の行動原理(一所懸命)をあざ笑うかのような戦いぶり(ゲリラ戦法)と悲劇的な最後は非常に魅力的だ。正成の存在は、良くも悪くも、この後の日本人の精神面(七生報国)に影響を与えたと思う。
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