商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 新潮社 |
発売年月日 | 2009/07/25 |
JAN | 9784103784074 |
- 書籍
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太陽を曳く馬(下)
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太陽を曳く馬(下)
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商品レビュー
3.5
47件のお客様レビュー
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かなり時間がかかりながらも読了。 主人公がすっかり事勿れになってしまったかと思いきや、下巻の出だしで早速上司の不興をかっていて笑ってしまった。定年まで大過なく過ごせるのかと心配になるが、お歳暮の増額は忘れないらしい。 精神不安定でしょっちゅう自分にダメ出し、安定の繊細さにもかかわらず、対外的には切れ者の刑事で、それなのに今一つ世渡り下手で不器用なところは変りなく、合田ファンとしては安心。 事故が起きる背景となった、異物である末永と他の雲水たちとの軋轢を明らかにするには、禅宗とオウムの宗教としての違い、それに対する各人の解釈が出てくるのは当然なのだが、深すぎて所々しか理解が及ばなかった。 そして、それとは別次元となる寺の存続としての思惑や諸々。とりあえず浮世離れして見える明円が食えなさすぎる化け物だったということ? 末永のたどり着いた先が、自分の問いへの答えを得る事ではなく、周囲との溝に自らの病の結果の事故(なのだろうか)。 ひたすら生きにくかったであろう彼の人生を思うと切ない。 物語の流れを追うのに精一杯で内容を理解しきれていないため、間違った解釈や理解をしているだろうとは思いつつ、私には難解で再読するのはちょっと難しいかも…。残念。
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「晴子情歌」「新リア王」に連なる福澤一族の物語、3部作の最終章は彰之と秋道(シュウドウ)父子の物語であり、合田雄一郎の魂の彷徨の物語でもある。 彰之の息子・秋道は画家となり、前作から10年後、同居する女性と隣人を玄翁で殴打し殺害、女性が産み落とした嬰児も見殺しにした。 その3年...
「晴子情歌」「新リア王」に連なる福澤一族の物語、3部作の最終章は彰之と秋道(シュウドウ)父子の物語であり、合田雄一郎の魂の彷徨の物語でもある。 彰之の息子・秋道は画家となり、前作から10年後、同居する女性と隣人を玄翁で殴打し殺害、女性が産み落とした嬰児も見殺しにした。 その3年後、彰之が初代代表を務めていた東京の修行施設「永劫寺サンガ」で、一人の僧侶が修行中に道路に飛び出しトラックに撥ねられ亡くなるという事故が起きた。 秋道の事件で彼を逮捕・送致した合田雄一郎は、刑事告訴された永劫寺の調査を命じられ、今また、福澤彰之と対面することになる。 殺人事件、謎の事故と一見ミステリーのような体を見せながら、9.11のテロ、オウム真理教による事件、宗教法人の姿、司法の権力などの時代背景も盛り込み、重く、熱く、物語は予期せぬ方向へと進んでいく。 言葉を尽くして美術、思想、宗教の深みをこれでもかと追究し、オウム真理教の宗教性に正面から斬り込む展開に、「事件はどうなったの?」と迷子になりながらも振り落とされないようにしがみついて行く。 合田雄一郎は出て来るけど、今までとは全く違う様相。雄一郎はといえば、永劫寺の管理責任の有無を問う調査にあたり、しっかり「正法眼蔵」を予習し、僧侶たちとガチで問答をしたあげく、検察官に「言語の意味作用」とか「表象する主体」と意味不明(←検事の言)の報告書を上げて、「いっそ警察なんか辞めたらどうです?」となじられ、挙句、税金の無駄使い呼ばわりされる始末。 亡き妻、死刑囚、事故死した僧侶の死に何故を問い続ける雄一郎と、死刑囚の息子を最後まで理解しようと思考し続け手紙を送り続ける彰之。それぞれの場所に、否、もしかすると生きて今この世にあるということにすら馴染めていないような二人はどこか似ていて、愛おしい。そんな不器用な生き方しかできない雄一郎が大好きだ~! 晴子、栄、彰之、秋道親子三代の壮大な物語。足掛け2月かかって終了しました。ふう
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僧侶たちが話す。オウムについて。てんかん持ち僧侶が死んだ晩について。 刑事事件とは立件できない。世田谷一家殺人事件に駆り出されるゆうちゃん。 さいごは、息子の秋道君にあてた手紙。 難しい。いきなりこれを読んだからか? 最初から読もうかな・・・
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