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「20円」で世界をつなぐ仕事
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「20円」で世界をつなぐ仕事
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今から10年前の2009年の著書。 社会起業家という概念が、日本の中でようやく根付き始めた時期の本。 #おにぎりアクションなど、新たらしくて様々なアイデアを次々に生み出し、ぶれずに大きな課題解決に真摯に取り組む草創期と骨組みを知りたいと思い手に取りました。
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【想いはきっと世界を変える】 皆さんにとって「20円」とはどのくらいの価値があるだろうか。先進国である日本の多くの人は、もし手元の20円がなくなっていても「まあいいか」で済んでしまうのではないか。しかし、食料不足が問題となっている発展途上国では20円が給食一食分になる。そして...
【想いはきっと世界を変える】 皆さんにとって「20円」とはどのくらいの価値があるだろうか。先進国である日本の多くの人は、もし手元の20円がなくなっていても「まあいいか」で済んでしまうのではないか。しかし、食料不足が問題となっている発展途上国では20円が給食一食分になる。そして、たとえ給食が目的であるとしても、学校へ行くことで勉強ができる。私たちにとっての20円の価値と、発展途上国の人々にとっての20円の価値は大きく違うのである。 本書の著者である小暮真久氏は、社会起業家であり、NPO法人「Table For Two international」(TFT)の事務局長である。TFTは、2007年2月に、世界の食の不均衡を解消し、先進国と発展途上国の人々を共に健康にすることを目標に発足した。食の不均衡とは、食事や栄養を十分にとることのできない貧困状態にある人もいれば、日本のような先進国では食べ過ぎによる肥満や生活習慣病に悩む人もいることである。これを根絶するため、TFTは社員食堂をもつ企業や団体と提携して、通常より低カロリーでバランスのとれた特別メニューを提供する。さらに、その価格は20円上乗せして設定され、その20円を寄付金としてアフリカへ送るのである。TFTの活動は、食事をするだけで寄付ができるため気軽に社会貢献しやすく、自分の健康のためにもなり、とてもいい活動であると感じた。 著者は本書を通して、大切なのはお金ではなく想いであると強く主張している。そして、その想いに素直に生き、行動することで同じ想いを持つ人も後に続きやすく、世界が変わると考えている。著者は、この活動は苦悩ばかりであるが、とてもやりがいを感じているという。想いが著者を社会起業家にし、世界で救われている人はたくさんいると思う。難しいことであるかもしれないが、自分だけでなく世界の人の幸せを想い、それを実現させることはとても素敵なことである。 私は今まで生活する中で、募金箱などをみても正直自分に関係ないと思い募金をしたことがない。本書でも、きっかけがないと20円でアフリカの子供達を救えるということを知らないし、行動してみようと思わないとある。しかし、私はこの本がきっかけになり、社会貢献をしようと思った。なので、皆さんもこの本を読み、社会貢献のきっかけにしてほしい。また、社会起業をしたいと思う人はもちろん、いつもお腹いっぱい幸せに食べている方に是非読んでもらいたい。
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著者は、1972年練馬区生まれ。 コンサルティング時代に学んだビジネス企画の立ち上げ方を元にNPOを立ち上げる苦労話。 自分がやりたいこと=>ほんとうに人生の中でやること これができるのってすごい。
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