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韋駄天夫人
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韋駄天夫人
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商品レビュー
3.7
3件のお客様レビュー
さくさく読める。 白州正子とそのかかわりの深い人達の人生が詰まってる。 それまでして、その人々がのめりこんだその世界とは何なんだろう? もっと知りたくなる。
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研ぎ澄まされた感性がいかんなく発揮されている本だと思った。 登山にたとえられた人生観が心に残った。 頂上に到達できる選ばれし人と、そうでない人。両者を結ぶ友情こそが人生。ふもとにいてはなかなか目に出来ないもの。
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敗戦の翌年から10年ほどの間に書かれたエッセーを纏めたもの。この時期は銀座に工芸の店を持ち、綺羅星のような骨董の目利きたちとの交流を深め、著者の天性の感性に加えて本物を見抜く力を鍛えた修業時代であった。冬の景色の中、すべて葉が落ちた柿の木にひとつ真っ赤な柿の実が残されている。それ...
敗戦の翌年から10年ほどの間に書かれたエッセーを纏めたもの。この時期は銀座に工芸の店を持ち、綺羅星のような骨董の目利きたちとの交流を深め、著者の天性の感性に加えて本物を見抜く力を鍛えた修業時代であった。冬の景色の中、すべて葉が落ちた柿の木にひとつ真っ赤な柿の実が残されている。それを「木まもり」というそうだ。「・・・私はこの頃、自分の身体から葉が一枚一枚落ちていくのを感じる。だが私の木まもりは未だどこにも見つからない。それは人間が柿の木にそっと残しておくように、辛抱していれば神様が最期に与えてくださるものなのだろうか」との文章がある。素晴らしい木まもりを残した著者の凄みが随所に現れたエッセ−集。
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