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無意識の構造 中公新書

河合隼雄(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 中央公論新社/中央公論新社
発売年月日 1977/09/22
JAN 9784121004819

無意識の構造

¥726

商品レビュー

4

47件のお客様レビュー

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2023/04/20

同著者のユング心理学入門の要約版みたいな感じ 僕的には無意識が個人だけのものではなく人類に共有されているという考えより、個人に内面の宇宙が広がっていてそこに共通領域が幅広く見つけられると考える方が受け入れやすく感じる。 心的エネルギーが保存されると仮定すると、色々都合がいいと...

同著者のユング心理学入門の要約版みたいな感じ 僕的には無意識が個人だけのものではなく人類に共有されているという考えより、個人に内面の宇宙が広がっていてそこに共通領域が幅広く見つけられると考える方が受け入れやすく感じる。 心的エネルギーが保存されると仮定すると、色々都合がいいと思う。閉鎖空間において、という条件は1人の人間が持つ心的エネルギーがいかなる要素に影響されずに一定であるということに変換されるのかな? フロイトって対象への心的エネルギーが戻ってくることでどうたらって言ってた気がするから、そもそもユングとフロイトで心的エネルギーの解釈がかなり違うのかなと疑問に思った。 アニムスに触れるために影の道を通る必要があるというのはなぜなんだ?? 読んでいると、定立するものと反定立するものを統合するためには、多くの苦難を伴うが、それは受け取るべき苦難であり、それを回避しては、創造的な道を開くことはできないってことがヒシヒシと感じました。

Posted by ブクログ

2020/06/10

素人には難しい内容だった。夢の内容は偶然の産物だと思ってるので、そこに人の無意識を顕在化させることについてあまり受け入れられなかったが、それは自分の理解が幼いだけのように思う。 東洋人と西洋人の話は理解できて面白かった。

Posted by ブクログ

2020/03/04

「意識」の追求をしてきた哲学から離れ、「無意識」こそ重要だと考えたユングの論を主とした本。 夢は「無意識」と「意識」を繋ぐ領域とし、そのイメージに人を跨ぐ普遍的共通性を見い出し、意味を追求したのが夢分析。 極限の抽象論で、最初は中々眉唾ものに感じてしまった。 夢分析は腑に落ちな...

「意識」の追求をしてきた哲学から離れ、「無意識」こそ重要だと考えたユングの論を主とした本。 夢は「無意識」と「意識」を繋ぐ領域とし、そのイメージに人を跨ぐ普遍的共通性を見い出し、意味を追求したのが夢分析。 極限の抽象論で、最初は中々眉唾ものに感じてしまった。 夢分析は腑に落ちないことが多いが、無意識を抽出した図が面白い。 1枚目は「コンプレックス」とは本来繋がらない概念が、他の経験を通して繋がり連想されるような「複雑化」した状態。 2枚目は無意識が「自我」を通して外界に映写される図。言語化により内面が外に出ると考える自分の概念と一致する。 3枚目は無意識を「自己」、意識を「自我」と定義して、自己を自我に引き上げるのがコンプレックスだとした図。コンプレックスにより、むしろ自我の発掘が進むという考えは面白い。 4枚目は意識の概念差。西洋人は自我を拡張するが、東洋人は自己の中心から自我を投影する傾向があるとのこと。 自分自身は自己発掘について、大木を模した世界と対峙して、その幹に見いだしたイメージを、言語という彫刻刀で掘り出すようなイメージを持ってる。彫刻刀の形の種類が、扱える語彙に相当する。 なので、自己を拡張すると言うよりは、自我の投影を模索する方に近いので、東洋的だなぁと思ったりした。 途中で「それはお前(ユング)の感想だろ」という気持ちになり投げそうになったけど、なんやかんや最後まで読むと体系的な概念を掴むに至れたのでよかった笑 あと世界がまだ繋がってなかった時代の各地の芸術品に、共通の模様や概念が見いだせるのは否定できないので、無意識に人の普遍的共通性があること自体は認めざるを得ないからおもしろいなと思う。

Posted by ブクログ

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