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サイレンススズカ物語
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サイレンススズカ物語
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商品レビュー
3.5
2件のお客様レビュー
短期間で2冊目のサイレンススズカ本。都地さんの本は伝記であったが、こちらは作家さんののエッセイであって、伝記ではない感じですね(それゆえAmazonではハルウララ事件を単著に低評価が並んでます)。 都地さんの本にはなかった事象としては、岩井美喜さんに取材をしていること。楠さんの名...
短期間で2冊目のサイレンススズカ本。都地さんの本は伝記であったが、こちらは作家さんののエッセイであって、伝記ではない感じですね(それゆえAmazonではハルウララ事件を単著に低評価が並んでます)。 都地さんの本にはなかった事象としては、岩井美喜さんに取材をしていること。楠さんの名前も出てきます(最後にインタビューした様子は出ているのだが、その結果が本に出てきてないのは残念)。弥生賞で上村騎手が騎乗不可だった場合には岡部騎手を押さえていたというのは初めて知りました。 もうちょっと取材の成果を生かした構成にしてほしい面もあるけれど、まあエッセイ的な本を著者に思い入れのない人間が読む方がよくないものね。
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大ケヤキの向こうに消えた馬がいた。 賭け事に興味の無い堅物の父親が珍しくNHKの競馬中継を見ながら、「なんかあったんかな」と言っていたのを思い出す。私は当時小学生で、その馬の名前などもちろん知らず、鞍上にいた騎手武豊の名前をおぼろげに知っていたぐらいだった。 ぽっきり折れた...
大ケヤキの向こうに消えた馬がいた。 賭け事に興味の無い堅物の父親が珍しくNHKの競馬中継を見ながら、「なんかあったんかな」と言っていたのを思い出す。私は当時小学生で、その馬の名前などもちろん知らず、鞍上にいた騎手武豊の名前をおぼろげに知っていたぐらいだった。 ぽっきり折れた足。見るに耐えなかった。予後不良の安楽死処分――。これを見なかったら私は競馬に興味を持たなかっただろうな、と思う。 この本を読んで、ようやくあの秋の天皇賞を垣間見た気がする。 ちなみに私は競馬は見ますけど賭けはしません。
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