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軍人宰相列伝 山県有朋から鈴木貫太郎まで三代総理実記

小林久三(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 光人社/
発売年月日 2003/02/11
JAN 9784769810834

軍人宰相列伝

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2010/07/28

明治・大正・昭和の軍人宰相を紹介している本です。 ゼミで寺内正毅について調べることがあったので、手にとったのですが、面白かったので、全部読みました。 単なる歴史に関する本ではなく、リーダー像を考える本でもあると思います。 個人的には、山本権兵衛がいいな、と思いました。 山本は...

明治・大正・昭和の軍人宰相を紹介している本です。 ゼミで寺内正毅について調べることがあったので、手にとったのですが、面白かったので、全部読みました。 単なる歴史に関する本ではなく、リーダー像を考える本でもあると思います。 個人的には、山本権兵衛がいいな、と思いました。 山本は陸軍ではなく、海軍出身のリーダーです。 本書によると、山本は人物を見抜くのにたいへんすぐれた人だったそうで、徹底した能力主義・適材適所主義をとっただけではなく、当時800人いたという海軍の将校の人格・見識・能力・性格といったものを常に研究していたとのことです。 近年、新内閣が発足しても、大臣の不祥事による辞任劇が後を絶ちません。その度に、選任の甘さが指摘されています。山本のようなリーダーだったら、どんな内閣を組閣するのでしょうか。 また、東条英機に関する記述も面白かったです。戦争責任というと、東条が真っ先に出てくるような印象ですが(某戦争漫画でも、戦争を起こした悪人の筆頭として東条が描かれています)、これを読む限り、必ずしもそうではないようです。 東条は超エリート軍人かと思いきや、陸軍幼年学校時代の成績も良くなく、きわめて地味であったそうです。第二次世界大戦開戦時の世界リーダーと比較しても、「東条のスケールの小ささ、性格的幅と底の狭さ、浅さ、人間的魅力にとぼし」かったとまで言われています。 そんな彼が首相になり、開戦まで踏みきったのには、時代の背景と陸軍首脳部という「劣化した運動体」が大きく影響しているようです。 東京裁判に関する本も読みたくなりました。なかなか面白かったです。

Posted by ブクログ

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