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文学部唯野教授
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文学部唯野教授
¥854
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商品レビュー
3.3
8件のお客様レビュー
夕方に一つ仕事が片付いて、そのあとは何もやる気が起きなかったので、気分転換に筒井康隆の『文学部唯野教授』を読んだ。前読んだはずだが、今読むとかなり面白かった。悪い意味での文学的教養(つまりインテリ気取りの雑学としてのそれ)を誰も持たない近年では、大学関係者か文学好きにしか面白くな...
夕方に一つ仕事が片付いて、そのあとは何もやる気が起きなかったので、気分転換に筒井康隆の『文学部唯野教授』を読んだ。前読んだはずだが、今読むとかなり面白かった。悪い意味での文学的教養(つまりインテリ気取りの雑学としてのそれ)を誰も持たない近年では、大学関係者か文学好きにしか面白くないかもしれない。
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『旅のラゴス』読了後、思い立って久方ぶりに手に取る。 確かこの本、大学の日本文学論(?)か何かの講義でテキストとして取り上げられたんでは。 今読み返すと、非常勤講師だったはずのそこそこ若かったような気がする先生は捻りを利かせたチョイスとして意気込んで取り上げたんだろうか?今ならそ...
『旅のラゴス』読了後、思い立って久方ぶりに手に取る。 確かこの本、大学の日本文学論(?)か何かの講義でテキストとして取り上げられたんでは。 今読み返すと、非常勤講師だったはずのそこそこ若かったような気がする先生は捻りを利かせたチョイスとして意気込んで取り上げたんだろうか?今ならその気持ちや狙いを推測しようとは思うが、悲しいかな当時の無知な当方には全くその気持ちは伝わらない。むしろ筒井康隆という異様な作家の存在を知らしめてくれて有難しと思った記憶しか残っておりません。 とまぁ脱線気味の感想をだらだらと書きましたが、筒井さん、吠えてますなぁ。よほど批評家なるものの存在につき腹に据えかねていたんだろうか。得意のパロディという形態を取り、人生とかけ離れたような小賢しい分析を小っちゃくやってるなと攻撃的に見せかけて、その実照れ隠しでただ単純に愛を感じ語ろうよ、それが小説ってもんでしょということを主張したかったんではないかな。締めなんかそれこそロマンティックですから。
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電子辞書で文学部と調べたら出てきた一冊。唯野教授の講義と生活のドタバタが中心。大学が抱えるどろどろが大学の印象を大きく変えた。開始二ページ目に出てくる、唯野教授の学生の見方がたまらない。
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