店舗受取サービス対応商品
店舗受取なら1点でも送料無料!
店舗到着予定
4/28(日)~5/3(金)
商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 幻冬舎 |
発売年月日 | 2020/02/20 |
JAN | 9784344035690 |
店舗受取サービス
対応商品
店舗受取なら1点でも送料無料!
さらにお買い物で使えるポイントがたまる
店舗到着予定
4/28(日)~5/3(金)
- 書籍
- 書籍
茶聖
商品が入荷した店舗:0店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
お客様宅への発送や電話でのお取り置き・お取り寄せは行っておりません
茶聖
¥385
在庫あり
商品レビュー
3.9
30件のお客様レビュー
本能寺の変以降の千利休の一生を描いた物語。 秀吉が暴走していく中で、世の中を争いのない静謐に導こうと奔走する正義の人として書かれていた。元々千利休に正義の印象は持っていなかったが、物語として面白く、特に後半は緊迫感もあってドキドキしながら読めた。
Posted by
山上宗二の死のシーン以外、基本は天下人の茶と同じなんだけど、今回は利休の視点から見ている。信長が上洛し堺を抑えたところから物語はスタートする。その後、天下静謐のために傀儡子として働く利休の後半生を描く。
Posted by
以前読んだ有名な利休の某歴史小説が、なんかちょっと違うなぁ…と感じており(のっけから毒を吐いて失礼します)、他のを読んでみたかったのだ(本当は井上靖氏の「本覚坊遣文」が読みたいのだけれど…)さらに感じ悪くてすみません 秀吉と利休は光と影だった だが光と影が互いの領域を侵そうとす...
以前読んだ有名な利休の某歴史小説が、なんかちょっと違うなぁ…と感じており(のっけから毒を吐いて失礼します)、他のを読んでみたかったのだ(本当は井上靖氏の「本覚坊遣文」が読みたいのだけれど…)さらに感じ悪くてすみません 秀吉と利休は光と影だった だが光と影が互いの領域を侵そうとすれば、待っているのは破綻だけ… 茶の湯によって天下を統べようとまず企んだのは織田信長 土地には限りがある 茶の湯を流行らせ道具の値打ちを高める 皆の固定観念を変える そして茶によって武士たちの荒ぶる心を鎮める… それを引き継ぐ秀吉 力によってこの世に静謐をもたらそうとする秀吉 その力をうまく操り封じ込めようとする利休 利休もまた命をかけて静謐をもたらそうとする 武士と商人 全く違う立場の二人の正面からぶつかり合う緊張感 お互いの腹の探り合いと、時に刃を袂から覗かせるような心理戦のせめぎ合い… ふぅ、ドキドキしますねぇ〜 後半の秀吉のご乱心ぶりももちろんいただけないのだが、立派に秀吉に楯突いた辛辣で有名な茶人山上宗二のセリフが爽快だ 「そなたの渇きや飢えは死ぬまで続く…… …この世のあらゆるものを手に入れても、そなたの欲は収まらない」 貧しい田舎育ちの秀吉 飢えは恐ろしいことを知っているはずなのに… ですね また武士と商人の徹底的な違いがある それは秀吉の元へは利害関係、力関係による組織…そういった集合体に過ぎないが、利休の周りは違う 尊敬心と仲間意識だ 切腹に関しても興味深い解釈での物語の進行がある 武士は死に際の美しさで後世の評判が定まる 切腹は美学の到達点 武士は切腹という自裁の方法は独占したいはずだ つまり武士以外が行えば武家の棟梁である秀吉は不快になるはずだ そう考えた利休は切腹を選択する という設定なのだ 真相はわからないがこれは注目 このように武士と商人の立場の違いからこの時代が読み解け、このアングルの見せ方は最後まで読み手を惹きつける 家督を背負い生き残りをかける武士たちの知恵と策略も人間ドラマでとても面白いのだが、そこに茶人が政に絡んでくるのだから、そりゃ興味深いに決まっている 利休の歴史小説が多くあるのもこのような特異な立場に注目してされるからだろう ここでの利休は自分が持つイメージとかなり違ってかなりの善人(笑) 異常なまでの美への固執あまり描かれず、垢の強さは控えめ、愛情に溢れており、「静謐」という強い使命を持って命をかけて秀吉と闘う なかなか読み応えもあるが、会話形式も結構多いため、500頁という圧は感じずに楽しめた 巻末には茶道具等一覧もある お茶の世界って実に興味深い 奥深そうで、覗き込んでも全く底は見えない感じ なかなか気になる世界だ 気にはなるけど何から手をつけたら良いのかよくわからないのも事実 まぁマイペースに少しずつ知識を増やしていきたい
Posted by