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教育格差
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教育格差
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商品レビュー
3.8
63件のお客様レビュー
なんとなくそうではないかと薄々感じていたことが、膨大な統計データを元に論じられている。結論だけ知りたい人は総括の7章を読めば良いようにも感じた。しかし一番興味深いのは「おわりに」。著者の熱い想いが込められている。目次を後ろから前に向かって完全に逆に読むと面白いかもしれない。
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・海外では、読書週間、環境、博物館訪問や観劇、文化的授業、課外活動、親子館の文化についての会話、文化や文学への態度、家庭の教育的資源などが指標化され、文化資本と学力などの教育成果は関係している ・大卒だと本や美術品を多く所持し、知識や教養なども身につけている傾向にある←美術品とは...
・海外では、読書週間、環境、博物館訪問や観劇、文化的授業、課外活動、親子館の文化についての会話、文化や文学への態度、家庭の教育的資源などが指標化され、文化資本と学力などの教育成果は関係している ・大卒だと本や美術品を多く所持し、知識や教養なども身につけている傾向にある←美術品とは、、 ・高学歴であればあるほど父母は読書をしている ・両親大卒層は多くの蔵書と読書週間を持つ傾向にある ・東京区内の私立中進学率は43%(想像より高い) ・東京区内の子供中3時点での年収中央値は約900万 ・進学校では授業に規律があり、学ぶ喜びに溢れ、同級生と協同し、成功にこだわる競争意識があり、学校の一員であることに誇りを持つ ・ゆとり教育により土曜が休日になったことで学力格差が拡大(高SESは文化的な体験をしたり学習塾で勉強したり、低SESはメディアに時間を割いたり)更には低SESの生徒には学習へのインセンティブ(勉強するといいことがあるよ!という誘因)が見えづらくなり、学習時間の格差が拡大 ・ゆとりを忌避する親は私立中を選ぶリッチフライト現象が報告された ・詰め込み教育に意義を唱えたのは殆どが難関大出身だった。実際に全体像で見るとそこまで白熱した受験戦争が行われていた訳ではない
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丁寧なデータ分析を元にした、印象論や経験則ではない日本の教育の実態を示す本。 私個人は、全体として格差の縮小に努めるべきであるというスタンスである一方で、自身の子どもには(格差の再生産になろうとも)少しでもより良い教育環境を与えたいと願う、一般的な大卒である。そのことに自覚的であ...
丁寧なデータ分析を元にした、印象論や経験則ではない日本の教育の実態を示す本。 私個人は、全体として格差の縮小に努めるべきであるというスタンスである一方で、自身の子どもには(格差の再生産になろうとも)少しでもより良い教育環境を与えたいと願う、一般的な大卒である。そのことに自覚的でありつつ、教育のあるべき姿を考えていたい。
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