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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 筑摩書房 |
発売年月日 | 2018/10/04 |
JAN | 9784480816801 |
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大人のための国語ゼミ 増補版
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大人のための国語ゼミ 増補版
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商品レビュー
3.9
12件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
Twitterで『論理トレーニング101題』(同著者)とセットで紹介されていたのが気になり、まずは本書から。これまで文章力の本は何冊か読んだことがあったが、国語力ははじめてかもしれない。意味は「愛」 (わからなければ本書の「国語ゼミを終えて」と「言葉が変われば日本が変わる」を読んで)。 対話型AIが発展したいま、国語力はなおさらほしいスキル。AIとの対話に慣れた人が国語力のない人間と話したら、「なんてわかりにくい……聞くのもめんどい……あとでAIに聞こっと」と思われるかもしれない。それはお互い寂しい。 ただし、本書では”社交の技としての質問力はぜひ身につけたい力であるが、ここでは省略”している。うーん残念。冒頭の姉との話は、そのまんま母と自分の話だったのだが。それなら姉との例え話は出してほしくなかったような。 一応、そもそもの出発点が「相手のことを考える」なので、社交力に片足は突っ込んでいると思う。たとえば“「よい質問」とは相手の言っていることの核心に迫る問い”とあるが、問54,55で的確な質問に挙げられていた選択肢は、自分的にはすでに理解できていた、あるいは問題例文32の文章の流れ的に、その後により詳しく書かれるであろう内容を質問しているように思えたのでスルーした。ここで、理解しているから沈黙するのではなく、理解を相手に確認したり、あえて質問したりするのが社交力かも? 国語力を鍛えるという点ではすばらしいが、社交力という大きな問題は残った……。しかも国語力を土台にした社交には「お互いの」国語力も必要なので、自分はともかくいかにして相手にも国語力を鍛えてもらうか悩ましい。
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この本には、会話や文章を通じて、相手と適切にコミュニケーションを取るために必要なことが8章立てで記されている。話者(書き手)と、聞き手(読み手)の双方の視点から意識すべきことが記されていて、読んでいて勉強になった。 「相手のことを考える」。一見当たり前の事のように聞こえるが、掘...
この本には、会話や文章を通じて、相手と適切にコミュニケーションを取るために必要なことが8章立てで記されている。話者(書き手)と、聞き手(読み手)の双方の視点から意識すべきことが記されていて、読んでいて勉強になった。 「相手のことを考える」。一見当たり前の事のように聞こえるが、掘り下げてみると奥が深い。話者(書き手)は、聞き手(読み手)がどのような人物(それは幼い子供かもしれないし、将又外国人かもしれない)なのかを考慮しながら、相手に分かりやすく説明しなければならない。そして分かりやすく説明する能力こそが、「国語力」なのである。 ではその「国語力」とは一体何なのか。例題を用いながら、その答えがこの本には記されている。 本のタイトルには「大人のための」と記されているが、個人的には、大学受験を控えている高校生が読んでも勉強になると思う。自分も高校生ぐらいの頃にこの本に出会いたかったと思った。
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わかりやすい文章の書き方、良い質問の仕方などを例題を通して教えてくれる。国語とは思いやりなのだと文中では書かれていたが、他の人にわかりやすく、ストレスなく説明するには国語力が必要という事だと感じた。また、質問をするつもりで文章を読めば、ただ受け身で読むよりも「本当に?」「その関係...
わかりやすい文章の書き方、良い質問の仕方などを例題を通して教えてくれる。国語とは思いやりなのだと文中では書かれていたが、他の人にわかりやすく、ストレスなく説明するには国語力が必要という事だと感じた。また、質問をするつもりで文章を読めば、ただ受け身で読むよりも「本当に?」「その関係性は正しいのか?」と頭をフル回転させられる。最近でも国語を学ぶ意味を疑問視する声が上がったり、いざ答えようとしても納得できる回答ができない人も多いと思うが、この本は国語力の大切さを再認識させてくれる。
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