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女ぎらい ニッポンのミソジニー 朝日文庫

上野千鶴子(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 朝日新聞出版
発売年月日 2018/10/05
JAN 9784022619433

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商品レビュー

4.2

43件のお客様レビュー

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2024/02/18

私が感じていた謎を理解出来たことはよかったが、何より私自身もミソジニーを誰かに行使してきたと思うと身の毛がよだつし、残念でならない。ふしぎな本となる時代がくるようにしていきたい。

Posted by ブクログ

2023/12/10
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

私の本棚のタグには#女性の生き方 とか#女性と仕事 とかがいっぱいついています。ジェンダーの問題、女性の生きづらさなどに関心が高いので読んでみました。 最初の方は、とにかく男女の非対称性について論じていて、納得する部分もあるが、「そんな極端な!」と思う部分も多かった。何より私自身が、「女に生まれて損をした」とはあまり思わず、かえって得したと思っているからだ。著者によれば、男は皆「女でなくてよかった」と一度は思ったはずだし、女は皆「女に生まれてソンをした」と一度は思ったはずだ、とのことで、すべてその前提に立っている。 しかし読み進めていくと非常に納得することが多い。この社会は常に男が主体であり、女が客体である。女の価値が男によって決められ、女が男を値踏みするようではあっても結局は男の価値も男社会の中で決まる。私自身は、男女平等でセクハラもなく、管理職には男性が多いが女性もそこそこいて、上司はハラスメントに関して常に研修を受け人権意識が高い職場で働いているので、女という記号で見られたり、女だから損をしたことは(全くではないが)ない(つまり「私は主体であり、客体ではない!」)と思っている。しかし男からの、女としての評価を気にせずに生きてこられたかと言われれば、それはやはり常についてまわった。褒めるにしたって、「女の子なのに勉強ができるね」とか。私は当たり前に普通の仕事をしているだけだが、「女性なのに男性と対等に働いているからすごいね」という評価だ。自分でも自分をそう評価していたのだと気づかされた。 著者はちょうど私の母と同じ世代。私の母は、好きなことや得意なことがあったのに、大学には行かせてもらえず、結婚して家族のために生きてきた。(長男である弟だけが大学に行き、そこそこ出世したが、親の世話は長女である母がしている。)母は私には好きなことを学んで男性と対等に働いてほしい、女だからって家事に追われなくていいと小さい頃から言っていた。自分に経済力があったら…とか、男の子を産みたかった、とか、自分が女であることを嘆き、私が性別に縛られない生き方をすることを望んだ。上野千鶴子さんに、私の母の話を聞いてほしい!と思った。死ぬほど平凡な昭和の母だけれど、だからこそ。 以下引用 ・・・私も若い女たちに言いたい。(中略)手前勝手な男の欲望の対象になったことに舞い上がるな。男が与える承認に依存して生きるな。男の鈍感さに笑顔で応えるな。じぶんの感情にふたをするな。そして・・・じぶんをこれ以上おとしめるな。 ・・・おんなもいよいよ企業のなかで定年を迎えるようになったのだ。そのうち「退職女子」ばかりか「要介護女子」「認知症女子」という呼び名も登場するかもしれない。なぜって女子は一生、女子だから、女子は生涯、自分のなかに誰にも侵されない透明な核を持っているはずだから。 (最近は、私の職場でも60歳を過ぎて再雇用で働き続ける女性の先輩が増えてきた。10年前は、多くの女性が50代で辞めていたが、私も60を過ぎても働きたいと思えるようになった。) ・・・「わたし」はつねに中途半端な、過渡的な時代の産物である。過去の自分を否定して生きる必要はない。過去の自分の、限界や過ちや「こじらせ」があったからこそ、今の自分がある。過去の自分を許し、和解し、「わたし」のなかに抱きとめたらよい。 (これ、なんてあたたかい言葉なんだろう・・・!)

Posted by ブクログ

2023/12/08
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

男や女というジェンダーについて考える上で重要なのが、ホモソーシャル、ホモフォビア、ミソジニーという3つの概念。ホモソーシャルは「男同士の絆」、ホモフォビアは「同性愛嫌悪」、ミソジニーは「女性嫌悪・女嫌い」と訳される。 ミソジニーは男女にとって非対称に働き、男性にとっては「女性蔑視」、女性にとっては「自己嫌悪」。 昭和と比べると、大分状況に変化は見られると思ったが、令和になった今でさえ、まだまだミソジニーは存在し、当たり前のように蔓延っていることに気付かされる。 勉強になったのは、武士道のバイブル「葉隠」にあるように、もともと「恋」とは、男性同士の恋闕の情(忠誠心以上の情熱で恋い焦がれること)を指すものであったらしい。 また、夫婦関係の核心に性(セックス)が位置するようになったのは近代に入ってからで、それまでは夫婦間の性関係は必須条件ではなかったらしい。子供が生まれなければ養子縁組や側妾に産んでもらっていたし、婚姻期間中に妻が産んだ子供は誰の子であれ自動的に夫の子として登録された。父親とは、妻が産んだ子供の社会的父親であり、生物学的父親が誰かは問わないのが決まりであった。この前近代のシステムは、現代の夫婦間に見られる多くの問題を解決するし、ストレスも少なそうで、これはこれで良さげな制度だと思った。

Posted by ブクログ

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