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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 2018/03/15 |
JAN | 9784062938761 |
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終わった人
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終わった人
¥220
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商品レビュー
3.8
178件のお客様レビュー
展開が早すぎて結局何の話だったんだろう…という感想。定年を迎えた男性の人生が軸にありながら風呂敷広げすぎてよくわからないまま終わった
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必死に仕事をして、生活を支えて生きてきて、いざ定年になった時どう感じてその先の人生を生きていくのか、考えさせられる一冊でした。 主人公は岩手の片田舎出身でありながら、東大法学部に現役合格し、大手銀行へと就職したエリート。けれど、気付けば出世街道から外され、出向で飛ばされた先...
必死に仕事をして、生活を支えて生きてきて、いざ定年になった時どう感じてその先の人生を生きていくのか、考えさせられる一冊でした。 主人公は岩手の片田舎出身でありながら、東大法学部に現役合格し、大手銀行へと就職したエリート。けれど、気付けば出世街道から外され、出向で飛ばされた先に転籍することになり、そこでも役員に手が届かずに定年を迎えて『終わった人』になってしまったところから物語が始まります。 仕事に生きがいを見出していたからこそ、それに熱中していたからこそ、突然「はい、それじゃあさようなら」とされてしまえば、その落差に途方に暮れてしまうということはあるのだろうと思います。 けれど、本作の主人公はそれに加えて『自分はエリートなんだ』というプライドがとても強い。そして、そのプライドは自分を輝かせるものであることもあれば、他者を軽んじて自らの視野を狭める檻のようなものにもなってしまう。 もちろん、定年退職したあとに預貯金合わせて資産が1億5千万もあるような世帯などまったくもって一般的ではないので、この主人公の家庭は他の大多数の日本人からしたらモデルケースにはなり得ないのだけれど、精神的な部分では、似たような心地になる人もいるのだろうなと感じました。 私はあまり好みだとは思えない話でした。 繰り返される『散る桜 残る桜も散る桜』だとか、『散り際千金』といった言い回しが、何度も出てくるにもかかわらず全くその言葉のような行動が伴わないことに、ある種の人間のリアルな矛盾を感じるようで、冒頭から最後までもやもやとすっきりしませんでした。 ただ、それまでどれだけ一生懸命、夢中に働いていても、定年を迎えた途端に『生前葬』をされたようにそこから居場所がなくなってしまうこと。いつかは来るその日と、そこからの生活のことを、想像するきっかけになったと思います。 いつか定年退職した時に、私はどうしているのだろうと、考えさせられました。
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共感!それなりの地位に着き、一生懸命に仕事してきた人間なら、「うん、うん、わかる」と思いながら読み進めることでしょう。そして、ふと自分を振り返り、「危ない、危ない。自分も同じ」と冷や汗をかくことも。 退職した先輩方からさまざまな話は耳にしていたものの、やはり当事者にならないと実感...
共感!それなりの地位に着き、一生懸命に仕事してきた人間なら、「うん、うん、わかる」と思いながら読み進めることでしょう。そして、ふと自分を振り返り、「危ない、危ない。自分も同じ」と冷や汗をかくことも。 退職した先輩方からさまざまな話は耳にしていたものの、やはり当事者にならないと実感はできないのでしょうね。 今後、どんな生き方をするのか、どんな人との繋がりを大切にするのか、改めて考えるきっかけとなりました。
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