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FAKEな平成史
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FAKEな平成史
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第一幕 『放送禁止歌』 第二幕 『ミゼットプロレス伝説』 第三幕 幻の『天皇ドキュメンタリー』 第四幕 組織は圧倒的に間違える『A』『A2』 第五幕 未完の『北朝鮮ドキュメンタリー』 第六幕 正しさこそが危機を生む『FAKE』 日々熱狂的に報じられる事件や事故を身近に感じながら...
第一幕 『放送禁止歌』 第二幕 『ミゼットプロレス伝説』 第三幕 幻の『天皇ドキュメンタリー』 第四幕 組織は圧倒的に間違える『A』『A2』 第五幕 未完の『北朝鮮ドキュメンタリー』 第六幕 正しさこそが危機を生む『FAKE』 日々熱狂的に報じられる事件や事故を身近に感じながら未来に悲観的にならずに生きるのはなかなか大変だった平成(1989.1〜2019.4)時代。本書は2017年の対談を中心に執筆されたもので、どのテーマもここまで話して大丈夫なのか?と心配になる程興味深いものばかり。当時は絶頂期だった安倍氏の「こんな人達に負けるわけにはいけない」発言で、凋落の気配も感じた安倍政権だけれど、その翌年には麻原死刑囚ほか関係者に刑を執行し、令和2年(2020)コロナ初年に(ようやく)退陣した事も記録しておきたい。
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ノンポリ気取りや寄らば大樹の陰派、事なかれ主義者にはわかるまい。へそ曲がりさんたちこそ共感できる、天皇制、小人症の人たち、オウム、北朝鮮などを巡るダイアローグ集。森さんや話相手が語るすべてに共感するわけじゃないけど、世のなかの空気感に抗う意見を出しているという点でまず共感できる。...
ノンポリ気取りや寄らば大樹の陰派、事なかれ主義者にはわかるまい。へそ曲がりさんたちこそ共感できる、天皇制、小人症の人たち、オウム、北朝鮮などを巡るダイアローグ集。森さんや話相手が語るすべてに共感するわけじゃないけど、世のなかの空気感に抗う意見を出しているという点でまず共感できる。 ずーっと、先に挙げたような世のなかの事件・事象をテーマにしてきて、最終章では長野智子さんがお相手でメディアやマスコミを論じている。森さん訳だけど、長野さんなりのジャーナリストの定義は「書くこと」「個人であること」だといった話が冒頭であり、これを念頭にその後の話を読んでいくととても示唆に富んでいる。 テレビはチーム的な色合いが濃く、近年はより個人としての色がなくなってきていることとか。テレビ局が上場したことでコンプライアンスにとらわれ公平性ばかりを気にし批判性とかがなくなってきているとか。メディアはかつて反権力、左派の落ちこぼれのたまり場だったのが、東大卒がわざわざ目指すような業界になって一般社会との意識の乖離が生まれ、それがトランプ大統領の誕生やイギリスEU離脱を読み切れなかったとか。 フェイクとトゥルースの位置づけなんかについてもいいこと言っていた。フェイクニュースが世のなかを混乱させるけど、それってニュースがフェイクなんじゃなくて、理解力が足りなかったり、そもそも中身を読んでいないからってこともある。真実だって、だれにとってかによって「真実」が変わってくることもある。となると、ほんものだ、にせものだなんてことは基準として危ういことになり、確かなものって「私はこう思う」という個人としての意見表明しかないんじゃないだろうか、なんてことを思った。
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私たちが、無意識にタブーとしているものに、著者はこだわる。障害者、天皇制、宗教、北朝鮮、報道等々。強力なワクチンのように、私たちはその存在に意識を向けなければならない。
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