店舗受取サービス対応商品
店舗受取なら1点でも送料無料!
店舗到着予定
4/24(水)~4/29(月)
商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 新潮社 |
発売年月日 | 2017/04/01 |
JAN | 9784103534341 |
店舗受取サービス
対応商品
店舗受取なら1点でも送料無料!
さらにお買い物で使えるポイントがたまる
店舗到着予定
4/24(水)~4/29(月)
- 書籍
- 書籍
みみずくは黄昏に飛びたつ
商品が入荷した店舗:0店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
お客様宅への発送や電話でのお取り置き・お取り寄せは行っておりません
みみずくは黄昏に飛びたつ
¥385
在庫わずか
ご注文はお早めに
商品レビュー
4.1
74件のお客様レビュー
物語の解説だったり意味を探すのはあまり好きではないのだけど、村上春樹さんの小説を書くことが好きという気持ちやストイックさを言葉で触れられて嬉しかったです。 川上未映子さんの質問力も素晴らしくて圧倒されました。 「何度も何度も噛み直せて、噛み直すたびに味がちょっとずつ違ってくるよ...
物語の解説だったり意味を探すのはあまり好きではないのだけど、村上春樹さんの小説を書くことが好きという気持ちやストイックさを言葉で触れられて嬉しかったです。 川上未映子さんの質問力も素晴らしくて圧倒されました。 「何度も何度も噛み直せて、噛み直すたびに味がちょっとずつ違ってくるような物語を書きたい。」 何度も何度も読んでも、毎回心に響くすごさ、感じています。 インタビューを終えて、の短い文章がやっぱり一番好きでした。
Posted by
読み始めて、即、星5確定。 対談形式の本って、ちょい読みにくい面があるのが常。この本は、そんな事が全くない。しかも無駄な言葉が全くないので、集中しないと読めない。 川上さんの質問に無駄がなさすぎて… これは…ちょっと… 集中しないと… 因みにまだ40ページのところ。のけぞる...
読み始めて、即、星5確定。 対談形式の本って、ちょい読みにくい面があるのが常。この本は、そんな事が全くない。しかも無駄な言葉が全くないので、集中しないと読めない。 川上さんの質問に無駄がなさすぎて… これは…ちょっと… 集中しないと… 因みにまだ40ページのところ。のけぞる。 騎士団長殺しの制作話しが多めなので、騎士団長殺しをまだ読んでない人は、読んだ後の方が良い。 230ページくらいまで来た。 川上未映子さん…スゴい。インタビュアーだから村上春樹さんのファンであるのもまぁ当然なのかもだけど、村上作品の読み込みが…スゴすぎる… 春樹さんに春樹作品の詳細を説明して思い出させたり笑 読んでいて、川上さんにも惹かれていく。村上春樹ファンとしてのシンパシー… 川上未映子さんの本もスゴく興味が湧いてる。 早く読みたい 第四章の前まできた。 いろんな作品に言及してるけど、読んだのも読んだ事を思い出せないものもふむふむと読める。 そして、沸々と再読したくなる。 読了 うん、面白かった。 小説家の小説家たる力強さを感じた。 小説の読者は、善なる闘いを受け止め、伝播する義務もあるのかもしれない…
Posted by
村上春樹作品のファンであれば、のけぞるほど面白く感じるのだろうな。 そして彼の潜在意識を掘り起こす役割が川上未映子。 彼女は根っからの村上ファンだとみえて、彼の作品のことを驚くほど調べている(作品を読んで知っている)。才女だと感じさせてくれた。 彼の作品に多い比喩について。 比...
村上春樹作品のファンであれば、のけぞるほど面白く感じるのだろうな。 そして彼の潜在意識を掘り起こす役割が川上未映子。 彼女は根っからの村上ファンだとみえて、彼の作品のことを驚くほど調べている(作品を読んで知っている)。才女だと感じさせてくれた。 彼の作品に多い比喩について。 比喩とは、意味性を浮き彫りにするための落差。だからその落差のあるべき幅を、自分の中で感覚的にいったん設定しちゃえば、ここにこれがあってここから落差を逆算していって、だいたいこのへんだなあっていうのが、目分量でわかります。逆算するのがコツなんです。ことですとんとうまく落差を与えておけば、読者ははっとして目が覚めるだろうと。読者を眠らせるわけにはいきませんから。 さび 優れたパーカショニストは一番大事な音を叩かない。それはすごく大事なことです。 リアリティ 本当のリアリティっていうのは、リアリティを超えたものなんです。事実をリアルに書いただけでは、本当のリアリティにはならない。もう一段差し込みのあるリアリティにしなくちゃいけない。それがフィクションです。 物語の原則 リンカーン曰く、ものすごくたくさんの人間を一時的に欺ぐことはできるし、少ない数の人間を長く欺くこともできる。しかしたくさんの人間を長く欺くことは出来ない。それが物語の基本原則。だからヒトラーだって、結局は十年少ししか権力を持ち続けられなかった。麻原だって十年も続かなかった。「善き物語」と「悪しき物語」を峻別していくのは、多くの場合時間の役目。そして長い時間にしか峻別できないものもある。 善なるものというのは多くの場合、理解したり噛み砕いたりするのに時間がかかるし、面倒で退屈な場合が多い。でも、「悪しき物語」というのはおおむね単純化されているし、人の心の表面的な層に直接的に訴えかけてくる。ロジックがはしょられているから、話が早くて、受け入れすい。だから汚い言葉を使ったヘイトスピーチのほうが、筋の通った立派なスピーチより素早く耳に入ってくる。 小説に対するスタンス 頭の良すぎる人が書いた小説は枠組みが透けて見えることが多い。読んでいても、正直あまり面白くない。理が勝っているから、一方通行のステートメントになってしまう。批評家はいちおう褒めるけど、読者はつかない。もちろんあんまりバカでも書けない。 なるほど、学ぶことは多かった。
Posted by