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マルクスを再読する 主要著作の現代的意義 角川ソフィア文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | KADOKAWA |
発売年月日 | 2017/03/01 |
JAN | 9784041053683 |
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マルクスを再読する
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商品レビュー
3.5
2件のお客様レビュー
冷戦の終戦を機に、マルクス主義の影響力は弱まった。これで、マルクスの思想は過去の遺物だと、そう思われた。しかし、21世紀アメリカ一強の時代となった矢先に、イスラム勢力が台頭し、その象徴たる同時多発テロ事件は世界を震撼させた。これ以降、世界情勢は混乱を極める。そのような時代だから...
冷戦の終戦を機に、マルクス主義の影響力は弱まった。これで、マルクスの思想は過去の遺物だと、そう思われた。しかし、21世紀アメリカ一強の時代となった矢先に、イスラム勢力が台頭し、その象徴たる同時多発テロ事件は世界を震撼させた。これ以降、世界情勢は混乱を極める。そのような時代だからこそ、マルクスの書物に目を向けるべきだと著者は説く。たしかに、社会主義や革命の必然性は誤りであったが、それでもなお、マルクスが現存する資本主義システムの見方は今も色あせない。このように、本書は『資本論』を含むマルクスの著書を、改めて読み直し、今後の社会の動向、システムにどのように向き合うべきかを考えさせてくれる。 本書を読むと、現代人はどれほど近代的価値観に刷り込まれているのかを思い知らされる。著者によると、近代とは、人間が頭の中で思い浮かんだことを、現実へと移行させようと邁進した時代であったという。そのため、資本主義とは、人間の潜在的な欲望を具現化させるための社会システムだといえる。また、近代以降に誕生した国家とは本質的に装置であり、その中核である国家権力を奪おうと革命を起こしたところで、微動だにしない。ゆえに、資本主義社会とは、均衡のあるシステムである。これら以外にも、従来とは違う解釈で、マルクスの思想に迫るが、いずれにせよ、現代人に何らかの意義を与えてくれる。
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マルクスの思想が現代思想にどう活かされているかを概観した上で、 代表的な著作を一つ一つ解説した本 私見では、マルクスの思想を再読する意義は経済学的においてはほぼ無く、 哲学・社会学的にはそこそこくらいだと思う
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