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冬の日誌
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冬の日誌
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商品レビュー
4
18件のお客様レビュー
これまでの作品(特に「ニューヨーク三部作」などの初期作品)においては、ポール・オースターという名前や存在を装置として活用することで新たな文学を切り拓いてきたオースター。 そのような作者が人生の老いという冬の時代にさしかかり、身体をめぐるこれまでの出来事を赤裸々に語っています。長...
これまでの作品(特に「ニューヨーク三部作」などの初期作品)においては、ポール・オースターという名前や存在を装置として活用することで新たな文学を切り拓いてきたオースター。 そのような作者が人生の老いという冬の時代にさしかかり、身体をめぐるこれまでの出来事を赤裸々に語っています。長年の喫煙や過去のセックスなど、あまり言及されてこなかったトピックも含めたエピソードが時系列に沿って、それこそ「日誌」のように語られています。 個人的には、「これ!」というような箇所にはあまり遭遇しませんでしたが、そこはオースターの文体と名訳者による訳文ですから、するすると通読できました。
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- ネタバレ
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後半に出てくる“君が子供のころ愛した食べ物”がどれも美味しそうでたまらない。 “アイスクリームこそ君の若き日の煙草だった” は名言だと思う。 家族を乗せた吹雪の中のドライブの話も良かった。 戦争を経験された、寡黙なお義父さまの雪道のアシストもウィンクも、どれも素敵なシーン。
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ポール・オースターのことを今まで知らなかったが好きな本屋さんがオススメしていたので読んでみた。人生にドラマを感じる1冊だった。
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