『ハムスターのビリー』シリーズ。 お誕生日に仮装パーティーを思いつくなんて、ビリー洒落てるなぁ。ビリーの猫の仮装もカッコかわいいし、お友達の仮装もそれぞれユニーク。お話にも仮装が一役買ってる。 ディディエの仮装は案の定6歳の息子に大ウケ。これは男子が好きなネタだわ～w 最後はロマンチックに…。 息子の希望を叶えようと仮装パーティーの準備をせっせと頑張ったビリーパパが、パーティーの最中横になって休んでる姿に共感！ビリーパパほどたいしたことはしてないのに、自分も今日息子の誕生日が終わって何だかとっても疲れた～w

ハムスターのビリーシリーズの第４弾。 主人公のハムスターのビリーは、自分の誕生日に仮装パーティーを企画します。 ミミズのジャン＝クロードと一緒にお友達をパーティーに招待して回ります。 その途中、ジャン＝クロードの弟・ディディエが行方不明になってしまします。ビリーはハゲタカのジャックが、自分の誕生日をディディエと祝おうと無理矢理連れ去ってしまったことを知ります。ディディエを返してもらうため、ビリーはジャックをパーティーに招待します。ジャックは当初、あまり乗り気ではありませんが、仮装パーティーで誰もハゲタカがパーティーに参加しているとは気が付かない、というビリーの勧めに従って、パーティーに行ってみることにします。 仮装パーティーは大成功。楽しい時間を過ごすうち、ジャン＝クロードは再び弟のディディエがいないことに気が付き慌てます。あたりを探すと、ディディエはおばけに仮装したハゲタカのジャックの腕の中で、スヤスヤと眠っています。ビリーはジャックの優しい一面をそっとジャン＝クロードに教えるのでした。 個人的には、ハゲタカのジャックもお誕生日なのだから、名前を伏せたままでも、パーティーで「実はこのおばけさんも、今日がお誕生日！」くらいの気の利いたセリフが欲しかったなぁ、と思うところです。ハロウィンではなく、お誕生日に仮装パーティーをしたかった理由に面白い理由があれば、とも思います。（作中、仮装パーティーをしたかった理由は、「ハムスターは仮装パーティーが大好き」という脈絡のないものでした。） 登場人物のスケール感が、ハムスター基準ということもあって、お友達がミミズやねずみ、てんとう虫等小さな生き物が中心となっています。（バッファローなどの例外もいるようですが。）挿絵は、表紙のような絵の具のベタ塗りのようなタッチの絵です。ハムスターがあまりハムスターに見えません。 文章はひらがなとカタカナで書かれています。カタカナにふりがなはありません。 文章量もそこそこありますし、外来語も多数登場するので、ある程度識字がしっかりしてきた頃のお子さんには読み頃かもしれません。