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赤ヘル1975 講談社文庫

重松清(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社
発売年月日 2016/08/10
JAN 9784062934794

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赤ヘル1975

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商品レビュー

4.2

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2023/11/13

重松清の長篇作品『赤ヘル1975』を読みました。 重松清の作品は、9年前に読んだ『最後の言葉 戦場に遺された二十四万字の届かなかった手紙』以来なので、久し振りですね。 -----story------------- 一九七五年――昭和五十年。 広島カープの帽子が紺から赤に変わり...

重松清の長篇作品『赤ヘル1975』を読みました。 重松清の作品は、9年前に読んだ『最後の言葉 戦場に遺された二十四万字の届かなかった手紙』以来なので、久し振りですね。 -----story------------- 一九七五年――昭和五十年。 広島カープの帽子が紺から赤に変わり、原爆投下から三十年が経った年、一人の少年が東京から引っ越してきた。 やんちゃな野球少年・ヤス、新聞記者志望のユキオ、そして頼りない父親に連れられてきた東京の少年・マナブ。 カープは開幕十試合を終えて四勝六敗。 まだ誰も奇跡のはじまりに気づいていない頃、子供たちの物語は幕を開ける。 ----------------------- 講談社発行の月刊小説誌『小説現代』で2011年(平成23年)8月号から2013年(平成25年)7月号まで連載され、大幅に加筆修正したうえで2013年(平成25年)刊行された作品です。  ■プロローグ  ■第一章  ■第二章  ■第三章  ■第四章  ■第五章  ■第六章  ■第七章  ■第八章  ■第九章  ■第十章  ■第十一章  ■第十二章  ■第十三章  ■第十四章  ■エピローグ  ■文庫版のためのあとがき 1975年(昭和50年)、広島市への原爆投下による大空襲被害から30年が経過したこの年、東京から中学1年生の少年・マナブが広島市に引っ越してきた…… この年、広島東洋カープはいわゆる「赤ヘル」と呼ばれるユニフォームにイメージチェンジを図るが、開幕10試合の段階では4勝6敗とわずかに負け越しており、悲願の優勝への軌跡が始まろうとはだれもが気づかなかったときだった、、、 この頃から、「よそモン」マナブは、広島でやんちゃな野球少年のヤスと、新聞記者を目指したユキオ達とふれあい、街に少しずつ馴染んでいく…… そして広島の街は、カープ初優勝フィーバーが巻き起ころうとしていた…… 。 私が9歳だった1975年(昭和50年)の広島の街とカープの初優勝を描いた作品です…… 私はこの年をリアルタイムで体験したので、小説の中に登場する場所や人物、出来事に親しみや懐かしさを感じましたね、、、 主人公である東京から転校してきたマナブという少年が、野球少年のヤスや新聞記者志望のユキオと友達になり、広島の歴史や文化に触れながら成長していく物語…… 彼らの友情や家族の絆、恋愛や夢など、青春の喜びや悩みがリアルに描かれていました。 本作のもうひとつの主役は、赤ヘルと呼ばれるユニフォームに変わった広島カープ…… カープは開幕から低迷していましたが、徐々に勢いをつけて快進撃を続けます、、、 物語の中でカープの試合結果や選手たちの活躍が詳細に書かれており、当時の熱狂的なファンの声や雰囲気も伝わってきましたねー 広島とカープに対する愛着や誇りを再確認できたし、戦争や原爆の影響を受けた広島の人々の苦悩や希望も感じられましたね… 自分自身を振り返るという意味でも価値のある一冊でした。

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2023/09/12

文庫本で600ページを超える大作? ん~、半分は広島カープの初優勝の話なので、そこを外せば半分で済む物語。 戦後30年の高度成長期末期の頃、まだまだ生活するのに精いっぱいの人たちがたくさん居た頃の話なので、そこのところは懐かしく読ませて頂いた。 重松清の本は久しぶりだったけど、こ...

文庫本で600ページを超える大作? ん~、半分は広島カープの初優勝の話なので、そこを外せば半分で済む物語。 戦後30年の高度成長期末期の頃、まだまだ生活するのに精いっぱいの人たちがたくさん居た頃の話なので、そこのところは懐かしく読ませて頂いた。 重松清の本は久しぶりだったけど、これはあまり人には勧めないだろうなぁ。 という事で星二つ。

Posted by ブクログ

2023/07/30

1975年。終戦からまだ30年しか経っていない広島へ転校してきた中学生のマナブと広島育ちの同級生ヤス、ユキオ、そしてクラスメートの真理子との交流の話。タイトルからは赤ヘル軍団カープの初優勝への軌跡がメインテーマのような印象を受けるが、実際はそうではない。赤ヘルの快進撃はむしろBG...

1975年。終戦からまだ30年しか経っていない広島へ転校してきた中学生のマナブと広島育ちの同級生ヤス、ユキオ、そしてクラスメートの真理子との交流の話。タイトルからは赤ヘル軍団カープの初優勝への軌跡がメインテーマのような印象を受けるが、実際はそうではない。赤ヘルの快進撃はむしろBGMで、中学生同士のぎこちない友情と、原爆被害の悲惨さあるいは戦争の記憶を継承していくことの難しさとが交互に物語の主旋律をなしており、特に後者は相応に重いテーマとなっている。 赤ヘル初優勝のストーリーを主に期待して本書を手に取る人は、やや期待を裏切られるかもしれない。ただ、荒くれものが多かった当時の野球界のエピソードは現代の常識からの想像を超えていて、そこだけピックアップしても興味深く面白い。その意味では、単に野球好きというだけで本書を読むのも決して悪くはなく、もしカープ好きならば球団のルーツとバックグラウンドを理解する上で間違いなく一読に価する。 いくつも絡み合うテーマをよく深堀りして描き切ったなと思わされる一冊。

Posted by ブクログ

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