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使える地政学 日本の大問題を読み解く 朝日新書

佐藤優【著】

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 朝日新聞出版
発売年月日 2016/05/13
JAN 9784022736659

使える地政学

¥220

商品レビュー

3.2

16件のお客様レビュー

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2022/01/20

著者自身の世界情勢の見かたを、地政学的な思考とリンクさせて展開している本です。 著者はマッキンダーの『デモクラシーの理想と現実』という著書を参照しています。マッキンダーは、「我々の記録に残る人類の歴史がはじまってから、これでほぼ数千年になる。が、この間に、地球上の重要な地形はほ...

著者自身の世界情勢の見かたを、地政学的な思考とリンクさせて展開している本です。 著者はマッキンダーの『デモクラシーの理想と現実』という著書を参照しています。マッキンダーは、「我々の記録に残る人類の歴史がはじまってから、これでほぼ数千年になる。が、この間に、地球上の重要な地形はほとんど変化していない」と述べて、この前提のもとで人類の歴史の流れが地理的な制約を受けていると考え、ランド・パワー(陸上勢力)とシー・パワー(海洋勢力)の闘争の歴史として人類の歴史をえがきました。 しかし著者は、こうしたマッキンダーの地政学の見かたにくわえて、モスクワ国立大学の地政学教科書の著者であるガジエフが提唱する、現代地政学の見かたを重視しています。著者はこの教科書に記されている、「20世紀後半の科学技術の進歩により社会の機能と発展における地理的要素自体が質的変容を迫られた。……問題は現代世界においては、さまざまな形態の空間がリアルな意味を持っていることだ。物理的・地理的性質とはっきりと結びついた領土、領海、領空といった空間とともに、経済、文化・文明、情報、環境などの空間についても言及しなくてはならない」という文章を引用して、新しい地政学の見かたを紹介しています。 こうした現代の地政学的な発想にもとづいて、著者の世界情勢の分析が提出されているのですが、著者の本をいくつか読んだことのある読者の一人としては、これまでの論調のくり返しに思える点もすくなくありませんでした。とくに安倍政権とネット世論の関係についての考察は、「地政学」という観点とのつながりが薄く、水増しの印象を受けてしまいました。

Posted by ブクログ

2020/11/21

あっという間に読み終えられる、地政学の、最新事例への適用ということで、正直、佐藤優氏は好きではないのだが、サクッと通読してみた。 この本に説得力のあるとすれば、ロシア語に堪能な佐藤にしかきちんと読み込みえない、ロシア国立大学の地政学の教科書の考え方で貫かれているからだろう。 ...

あっという間に読み終えられる、地政学の、最新事例への適用ということで、正直、佐藤優氏は好きではないのだが、サクッと通読してみた。 この本に説得力のあるとすれば、ロシア語に堪能な佐藤にしかきちんと読み込みえない、ロシア国立大学の地政学の教科書の考え方で貫かれているからだろう。 そして、筆者本人の肉親が沖縄出身ということも大いにプラスの方向に作用している、沖縄の分析ー地政学的ベクトルと政治的ベクトルがぶつかり合って交わりそうにないという分析ーが、間違いなくこの本の白眉だろう。私は沖縄戦に関す得る本をなん十冊と読んできたので、佐藤氏には共感できる。 繰り返すが私は佐藤氏の文章があまり好きでない、過激だからではなくて、この本にも朝日新聞がたくさん引用されている、その偏頗な感じがだ。 しかし、新書で読んだ地政学入門より新しく、かつ、外交に携わってきた筆者の面目躍如とした、それなりに読みごたえのある本として、本書を評価する。

Posted by ブクログ

2019/07/19

地政学に興味を持ったんだが、若干期待はずれ。 ロシアの辺りは相当よかったんだが、アジアに近づいて来て、某国首相を反知性主義という辺りから面倒臭くなって来た。 もうちょっと、ドライな本を探そう。

Posted by ブクログ

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