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親鸞 第三部 完結篇(下) 講談社文庫

五木寛之(著者)

定価 ¥682

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社
発売年月日 2016/05/13
JAN 9784062933520

親鸞 第三部 完結篇(下)

¥495

商品レビュー

4.3

21件のお客様レビュー

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2023/06/26

人間味ある親鸞がとてもよく描かれている。 全編に渡りストーリーはフィクションであるものの、親鸞のその深い人物像に感動しました。

Posted by ブクログ

2023/06/02

親鸞を取り巻く人達が、様々に人生を交差させていくところに、小説であることを感じさせ、その一つが黒面法師。でも最後に彼が人間親鸞の影の部分を顕しているという設定はとても深い。これぞ五木寛之氏の人間洞察力。

Posted by ブクログ

2023/01/01
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

 飽く迄も人間として生き抜いた親鸞。悪人正機と他力本願、そして名号。すべてを語るのは難しいが、極限まで凝縮すれば凡そこの三大要素に帰結する。  何かの本で、或る人が松下幸之助に成功の秘訣を訊ねたとき、松下曰く、それは運だと答えたらしい。では運を得るにはどうすれば良いのかと訊ねると、曰く、徳を積むことだと。  成る程、いま、他力に就いて思索をめぐらせれば、このときの松下の言には頷かされるばかりである。  親鸞は作中、幾度も危機に陥った。それはもう開幕から暴牛に殺されかけ、六波羅童や傀儡師たち、対立する僧らや、果ては雨乞いの為に命懸けの念仏を唱える羽目にもなった。難行苦行の果てに幾度も命を落としかけた。  思い出したいのは、いつでも誰かと結んだ縁が親鸞の佑けになったということである。親鸞自身には、自力で状況を打開する術は無かった。しかし扶けて呉れる誰かがいつでも彼の側にいた。  名作『君たちはどう生きるか』の作中でコペル君は世間の人々を分子に喩えた。これも言い得て妙である。  或いは、世間とは途方もない大河のようなものかもしれない。人間はその中の水分子の一つ、1H₂Oに過ぎない。  河にはいつでも流れがあるが、分子の分際で河の流れを変えることは出来ない。流れをつくるためには、他の水分子と結合しなければならない。そうして結合に結合を重ね、遂に流れを変えるに至ったとき、それは果たして1 H₂Oの自力だろうか。  古今東西、凡ゆる哲学者や思想家たちが追究した真理の一端が、こんなところにもせせらいでいる。

Posted by ブクログ

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