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脳からみた自閉症 「障害」と「個性」のあいだ ブルーバックス

大隅典子(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社
発売年月日 2016/04/01
JAN 9784062579643

脳からみた自閉症

¥220

商品レビュー

3.6

12件のお客様レビュー

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2022/09/05

https://elib.maruzen.co.jp/elib/html/BookDetail/Id/3000057402

Posted by ブクログ

2021/08/01

タイトルには「脳」と謳ってあるけれど、実際はその中の「遺伝子」が本書の中軸。つまり自閉症における遺伝子の影響は如何なるものかと言うことなのだけれど…。なにせ、著者が「かなり長くなりましたが、これでやっと自閉症と遺伝子の関係を見ていくための準備運動は完了です。」と記すのは245ペー...

タイトルには「脳」と謳ってあるけれど、実際はその中の「遺伝子」が本書の中軸。つまり自閉症における遺伝子の影響は如何なるものかと言うことなのだけれど…。なにせ、著者が「かなり長くなりましたが、これでやっと自閉症と遺伝子の関係を見ていくための準備運動は完了です。」と記すのは245ページ中の193ページ目なのだ。で、本編はほんの数小節、しかもサビの部分である自閉症が増えている理由として挙げられているのは、遺伝子というより、母体環境だの父親の加齢だのといったあまり「遺伝」とはカンケーない要因(しかもほんの数ページ)なんだかなぁ…下手くそな前座の小咄を延々聞かされて、肝心の真打は風邪を理由にすぐに引っ込んじゃった、って感じ。ガマンして聞いてたのに足が痺れただけだった…。

Posted by ブクログ

2020/05/23

大隅典子氏は、東京医科歯科大学大学院歯学研究科修了(1989年)、東北大学大学院医学系研究科教授、東北大学副学長を務める神経科学者(神経発生学・発生発達神経科学)。 本書は、自閉症(正式には「自閉症スペクトラム障害」)について、脳科学の立場から、自閉症とは何か、どのような原因で生...

大隅典子氏は、東京医科歯科大学大学院歯学研究科修了(1989年)、東北大学大学院医学系研究科教授、東北大学副学長を務める神経科学者(神経発生学・発生発達神経科学)。 本書は、自閉症(正式には「自閉症スペクトラム障害」)について、脳科学の立場から、自閉症とは何か、どのような原因で生じるのか、今どのような研究が進んでいるのかを、一般読者にもわかりやすく解説したものである。 私は、古くはダスティン・ホフマンとトム・クルーズが共演した『レインマン』を見、その後、神経学者オリバー・サックスの『妻を帽子とまちがえた男』等の著作、サヴァン症候群といわれるダニエル・タメットの自著『ぼくには数字が風景に見える』、1998年生まれで、アインシュタインよりIQが高く、早くもノーベル賞のホープと言われる、自閉症のジェイコブ・バーネットの成長を母クリスティンが綴った『ぼくは数式で宇宙の美しさを伝えたい』などを読む機会もあったのだが、今般、医学・生理学的見地から「自閉症」について詳しく知りたいと思い、本書を手に取った。 読了してまず感じたのは、まだまだ分からないことばかりの領域なのだということであった。確かに、画像診断や動物実験により、自閉症患者の脳と健常者の脳では、各部位のサイズ、ニューロンやシナプスの形状などに、微小ながらも明らかな違いがある可能性が見えてきており、その原因についても、一部には遺伝的なものがあることも分かってきたというが、専門外の人間から見ると、解明途上の難しい分野という印象が強かった。 一方で、米国のデータによれば、1975年には5,000人に一人の割合だった患者が、2001年には250人に一人、2014年には68人に一人と、40年間で患者数が70倍以上に増加しているといい、その背景には、診断基準・診断方法の変化(自閉症の疾患概念の拡大)や、疾患が広く認知されるようになったことだけではなく、生まれるときの母体環境(女性のスリム願望、低体重出生児の増加、周産期の母体感染など)や、父親の加齢があるという分析は、大いに気になるところであった。 本書を読むまでもなく、自閉症はあくまで個性の一部である。とすれば、自閉症患者の出生割合が高まることを懸念するのも妙な話ではあるのだが、いずれにしても、社会は自閉症患者の個性を、自然に受け入れられなくてはならない。そのためには、本書にあるような情報を、少しでも多くの人びとが共有していくことが大事なのではないかと思う。 (2020年5月了)

Posted by ブクログ

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