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大人のためのメディア論講義
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大人のためのメディア論講義
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商品レビュー
3.5
9件のお客様レビュー
クロマニョン cinématographe運動の文字 フロイト 心の装置 記憶の補完→心の延長線としての身体拡張論 感覚器官系→知覚意識系→無意識 同時に忘却の装置でもある アンドレ『身ぶりと言葉』 ライプニッツの普遍記号論『完全言語の探求』 P.61 64 ソシュールの...
クロマニョン cinématographe運動の文字 フロイト 心の装置 記憶の補完→心の延長線としての身体拡張論 感覚器官系→知覚意識系→無意識 同時に忘却の装置でもある アンドレ『身ぶりと言葉』 ライプニッツの普遍記号論『完全言語の探求』 P.61 64 ソシュールの言語記号学 技術的無意識 ・記号はテクノロジーの文字による ・意味・意識を生み出す要素 ・テクノロジーの文字は読めない →メディアはテクノロジーの文字の問題 パース ダニエル・ブーニュー フレデリック・テーラー『科学的管理法の原理』 ウラジーミル・レーニン テイラー・システム→Fordism libido経済 情報記号論 ボルヘス『学問の厳密さについて』 『記憶の人フネス』 Google言語資本主義 言葉の変動相場制 メディア再帰社会 クロード・シャノン
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メディアにまつわる思想的問題について解説している本です。 1980年ごろに日本で現代思想のブームが起こったあと、「記号論」という学問分野はほとんど顧みられることはありませんでしたが、著者はメディアの現代的な意義について考察するためには、記号論的な思考が不可欠であるという立場に立...
メディアにまつわる思想的問題について解説している本です。 1980年ごろに日本で現代思想のブームが起こったあと、「記号論」という学問分野はほとんど顧みられることはありませんでしたが、著者はメディアの現代的な意義について考察するためには、記号論的な思考が不可欠であるという立場に立っています。ただし、そのばあいの「記号論」は、いわゆる現代思想の一角を占めるそれではなく、ライプニッツに代表される近世の思想家たちによって展開された、記号と思考についての考察のことを意味しています。著者は、彼らの思索が現代のメディアの基礎になっていると主張しています。 他方で著者は、現代のメディアが資本主義と結びつき、さまざまな問題を引き起こしていることにも目を向けています。とりわけ、著者自身が東京大学の図書館改修のプロジェクトに参加した経験を踏まえて、電子書籍と紙の書籍についての議論にも踏み込み、メディア・リテラシーのありかたについて根源的な問題提起をおこなっています。 メディアが「知」のありかたに対してもつインパクトを思想的に論じた本だと思うのですが、本書で展開されている思想的なレヴェルの議論が、具体的なメディアのありようとどのように結びついているのかということが、やや見通しにくいように感じてしまいました。
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【不思議のメモ帳】 【人間の心】 セルロイド 感覚器官 パラフィン 知覚・意識 粘土板 無意識 (フロイト) (iPadなど) (p.25) マーケティングというのは、バーネイズが言うように、まさに私たちの「心のなかに隠された市場」に働きかける技術なのです。企業はテレビ局から人びとの脳の時間を買い、人びとの「意識」を借り切ります。意識は時間の関数だからです。そして、CMなどで人びとの購買意欲を喚起します。これは、物の形をしたじっさいの商品をマーケットで販売する以前に、「意識のメタ市場」でまず先にやらなければいけないPR、もしくは、プロパガンダ活動ということになります。 「意識の市場」は、「メタ市場(市場の市場)」、つまり、市場を決定する力をもった市場です。商品が実際に売買される市場よりも上位に位置しています。CMで人びとの意識に働きかけることは、実際のマーケットで商品をアピールするよりもずっと効果があります。(pp.111-112) なんといっても、本を読むという活動は、注意力の集中を必要とする活動であると同時に、注意力の深い集中を通じて、人間が自分の意識と思考で情報や知識を整理する、文明の中心を占める知的活動であるからです。私は、これからも本を読む。書くという活動が人類文化の中心であり続けると考えていますし、そうであるからこそ、電子メディア化していくほんと紙の本の文化とをしっかりと結びつけることが何よりも大切なことだと考えているのです。(p.197)
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