1,800円以上の注文で送料無料

  • 中古
  • 書籍
  • 書籍

ダーウィンの覗き穴 性的器官はいかに進化したか

メノ・スヒルトハウゼン(著者), 田沢恭子(訳者)

定価 ¥2,200

¥220 定価より1,980円(90%)おトク

獲得ポイント2P

在庫なし

発送時期 1~5日以内に発送

商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 早川書房
発売年月日 2016/01/23
JAN 9784152095961

ダーウィンの覗き穴

¥220

商品レビュー

4.2

6件のお客様レビュー

レビューを投稿

2022/07/12

面白いことは面白いんだが、大規模雪崩のように襲ってくる様々な生物とその生殖器と交配サンプルの多さに、途中からちょっとしんどくなってくる。網羅?って感じ。オランダの生殖器進化研究者。生殖器研究の歴史、現在の研究最前線、古生物から人間までのありとあらゆる生物の性行為について。先日、性...

面白いことは面白いんだが、大規模雪崩のように襲ってくる様々な生物とその生殖器と交配サンプルの多さに、途中からちょっとしんどくなってくる。網羅?って感じ。オランダの生殖器進化研究者。生殖器研究の歴史、現在の研究最前線、古生物から人間までのありとあらゆる生物の性行為について。先日、性淘汰というか、少し前にプラムの『美の進化』を読んだが(鳥類学的な性選択とかの話)、進化とか性選択というと、オスが美しくなってメスに選ばれようとするという説明はとても受け入れやすい。本書では、受け入れられた後にも(交配が行われた後にも)、そうは問屋が卸さない、というような例が多数引用されている。子孫を残すというのはビッグディールなんやと、つくづく感じさせられた。   邦題が変ではあるが(主観) いろんな意味で一読する価値のある本だと思う。

Posted by ブクログ

2020/05/23

最近、『○○なんてことするのは人間だけだ!』みたいなセリフを聞かなくなったのは、生物の多様性が人間の範疇を超えていることが知れ渡ってきたからだろうか。 ・オスのアゴとメスの腰の穴で交尾するコシボソダニ ・振動して音を鳴らすペニスを持つガガンボ ・メスの役割を押し付け合う雌雄同体...

最近、『○○なんてことするのは人間だけだ!』みたいなセリフを聞かなくなったのは、生物の多様性が人間の範疇を超えていることが知れ渡ってきたからだろうか。 ・オスのアゴとメスの腰の穴で交尾するコシボソダニ ・振動して音を鳴らすペニスを持つガガンボ ・メスの役割を押し付け合う雌雄同体のカタツムリ ・交接腕を付け根から切断し、自力でうねってメスの中に侵入するカイダコ ・ばね式の精包が爆発して皮膚から精子を侵入させるイカ ・同性の雄の死体を集団で死姦するマガモ ・交尾栓をつくる霊長類 マット・リドレーの『赤の女王』よりもカタログ的で例が豊富だが、論理と解説はその簡易版。 なぜそうなっているのかの探求よりも、刺激的な事例を集めることに心血が注がれている趣味本だが、 こちらを先に読んだほうが、後に仮説に対応する事例を思い浮かべられるので、理解の助けに出来るだろう。 生殖に失敗する個体は子孫を残せず、成功した性機構のみが時代に受け継がれる。 強いものでも環境に適応したものでもなく、生殖したものこそが存続するこの世界では、 これらの生殖システムのすべてが"正解"であることを本書から学べば、 人間が考える"多様性"が如何に矮小な範囲内であるかということを、思い知らされるだろう。

Posted by ブクログ

2018/12/04

フォアプレイがまえがきとなっている時点で、すでに性的なニュアンスがプンプンの本書。 生物の誕生に必要な性交とそのための装置である生殖器を、様々な生物についてじっくりと観察した様子が、盛りだくさん。 ヒトの祖先にはペニスにトゲがあったらしく、その時代の雌は大変だったろうな、などどワ...

フォアプレイがまえがきとなっている時点で、すでに性的なニュアンスがプンプンの本書。 生物の誕生に必要な性交とそのための装置である生殖器を、様々な生物についてじっくりと観察した様子が、盛りだくさん。 ヒトの祖先にはペニスにトゲがあったらしく、その時代の雌は大変だったろうな、などどワケのわからない感想を抱いたり。 そんな雄と雌が別々の雌雄異体はもちろん、驚くのは雌雄同体のナメクジの性交。 もう、めくるめく生物の合体に、あたまがくらくらしてきそう(もちろんいい意味で)な本である。

Posted by ブクログ

関連商品

最近チェックした商品