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「少年A」被害者遺族の慟哭 小学館新書

藤井誠二(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 小学館
発売年月日 2015/12/01
JAN 9784098252541

「少年A」被害者遺族の慟哭

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商品レビュー

3.7

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2021/04/29

未成年者による犯罪があった際、いわゆる「特定班」と呼ばれる人たちが、匿名掲示板等を駆使して、「少年A」を特定する。もちろん、違う人を犯罪者にしてしまう危うさもあるが、たとえ本人だとしても、それは私刑にしかならない。未成年者の犯罪に対し、これからの社会がどうしていくかは、大きな問題...

未成年者による犯罪があった際、いわゆる「特定班」と呼ばれる人たちが、匿名掲示板等を駆使して、「少年A」を特定する。もちろん、違う人を犯罪者にしてしまう危うさもあるが、たとえ本人だとしても、それは私刑にしかならない。未成年者の犯罪に対し、これからの社会がどうしていくかは、大きな問題だと思った。 それにしても、未成年犯罪者とその保護者に対して民事裁判で勝ったとしても、その賠償金の徴収は被害者という事実には納得できない気持ちが湧いた。

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2018/08/03

神戸連続児童殺傷事件関連かと思って読んだが、考えてみれば「少年A」とは少年を特定しないための記号であった。もちろんその少年Aにも触れてはいたものの、ほとんどは他の少年犯罪について。またタイトルと中身が違う(自分勝手な理由だが)と思ってしまった。しかしながら「贖罪」というのは難しい...

神戸連続児童殺傷事件関連かと思って読んだが、考えてみれば「少年A」とは少年を特定しないための記号であった。もちろんその少年Aにも触れてはいたものの、ほとんどは他の少年犯罪について。またタイトルと中身が違う(自分勝手な理由だが)と思ってしまった。しかしながら「贖罪」というのは難しい。被害者も分からないのかも知れない。そもそも贖罪は、できないものなのかも知れない。

Posted by ブクログ

2017/08/23

「息子は2度殺された」。神戸連続児童殺傷事件の「元少年A」が昨年 出版した手記に対して殺された男児の父は語った。 事件自体が衝撃的だっただけあって、この手記を購入して読んだ人も 多いのだろう。「元少年A」が手にした印税は2千万円を超えているとも 言われる。 少年法で...

「息子は2度殺された」。神戸連続児童殺傷事件の「元少年A」が昨年 出版した手記に対して殺された男児の父は語った。 事件自体が衝撃的だっただけあって、この手記を購入して読んだ人も 多いのだろう。「元少年A」が手にした印税は2千万円を超えているとも 言われる。 少年法で守られた「元少年A」の実名や顔写真は一部の写真週刊誌で の掲載を除くと報道されていない。未成年者の更生・矯正の為に設け られている少年法だが、この「元少年A」の手記の発表に続く有料ブログ の開設(既に閉鎖)などの行動を見ると彼は本当に更生したのだろう か…と思う。 犯罪を、それも殺人と言う深刻な犯罪を引き起こした未成年者の更生・ 矯正は難しい問題をはらんでいるのだと思う。加害者たちは少年法で 守られているのに、被害者遺族たちは二次被害・三次被害を受け続け、 我が子を失った喪失感を抱えて生きて行かねばならない。 なかには真摯に自分の犯した罪と向き合い、遺族への謝罪を続ける 加害者もいるのだろう。だが、本書で取り上げられている加害者や その家族を見ていると他人事としてしか受け止められないのか?と 感じてしまう。 数多くの少年事件を取材して来た著者だからこそ、罪の意識もうわべ だけのような加害者と家族たちへの憤りが伝わって来る。 「一度の過ちで、息子のあとの人生を棒に振りたくはない」と言う加害者 の親。人生を棒に振るどころか、被害者の人生は奪われているのだが、 分かっているのだろうか。 同級生の女子生徒に付きまとった挙句に殺害し、遺族に対して事件を おもしろい小説に書いてみたいという内容の手紙を寄越した加害者は、 少年院を出所後、成人になってから再度傷害事件を起こしている。 遺族のせめてもの願いは民事訴訟での損害賠償請求だが、賠償額が 決まっても1円も支払わないケースや、支払いが止まるケースのなんと 多いことか。 命はお金では賄えない。遺族もそれは分かっている。だが、賠償金を 支払わせることでしか加害者に贖罪を負わせる術がない。 幾度かの改正を経て、少年法は厳罰化されている。だが、それだけで いいのだろうか。被害者遺族への謝罪もない、賠償金も支払わない。 いわば逃げ得になっていやしないだろうか。 未成年にも極刑を…とは思わない。僅かでも更生が見込めて、家族共々 犯した罪に対して真剣に向き合うことが出来るのであれば少年法も有効 なのだろう。 少年犯罪の加害者に対するシステムの、何かしらを見直さなければいけ ないんじゃないだろうか。

Posted by ブクログ

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