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中国の産業スパイ網 世界の先進技術や軍事技術はこうして漁られている

ウィリアム・C.ハンナス(著者), ジェームズ・マルヴィノン(著者), アンナ・B.プイージ(著者), 玉置悟(訳者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 草思社
発売年月日 2015/09/18
JAN 9784794221544

中国の産業スパイ網

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2022/08/17

本著には書かれないが、中国がロシアから入手した空母ワリャーグは遼寧と名付けられ、その後も国産空母として山東を建造。しかし、どちらも戦闘機を発着させるカタパルトの技術が無いために、ただのハリボテという話は有名である。その後、電磁式カタパルトを採用した福建の建造を開始する。ミリタリー...

本著には書かれないが、中国がロシアから入手した空母ワリャーグは遼寧と名付けられ、その後も国産空母として山東を建造。しかし、どちらも戦闘機を発着させるカタパルトの技術が無いために、ただのハリボテという話は有名である。その後、電磁式カタパルトを採用した福建の建造を開始する。ミリタリーだけではなく、宇宙開発、IT分野、ゲノム開発で先頭集団を走り始めたかに見えるが、他国に低く評価されるのは、それらの大部分は模倣技術だからだ。 本著は、その情報入手手段の詳細を解き明かしながら、脅威である事を伝えると共に、対策提言まで触れる良書である。私が気になる視点として、一つは国防総動員法、もう一つは、オープンイノベーションについて。そもそも世界最大の人口を抱える中国は市場としても魅力的だから、企業は積極的に中国と関わってきた。政治的にこれを制限した所で、自国にいる中国人は、学生、会社人に限らず、全て国防総動員法の対象になるのだから、元々が全国民総スパイ国家なのだ。一人一人は温厚な人間かも知れないが、家族をスパイに取られればどうなるか。人権軽視の国とは緩い付き合いなど、到底できない。また、違う視点で言えば、技術をクローズする事にも限界がある。論文査読、公開特許、リバースエンジニアリング、人材流出など。基礎技術は実用、応用されていくものだからだ。 では、どうすべきか。輸出規制、買収措置、留学生制度の見直し、米中対話が提言されている。どうだろう。寧ろ、中国では無くとも、別の大国が経済や技術で他国を支配するなら同じ事。中国に必要なのは、一党独裁を廃止する事、他国においても、圧倒的富裕層に対する、制御機能。ロシアに対する強い圧力のような事が、いずれ必要になるのではないか。

Posted by ブクログ

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