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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 2015/05/01 |
JAN | 9784062194853 |
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商品レビュー
3.6
279件のお客様レビュー
台北市内を小戦とモーターサイクルで走回する場面では、かつての仕事場を思い出しつつマップで追いかけてました。
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著者の作品を読むのは「僕が殺した人と僕を殺した人」に続いて2作目。前回と同様、登場人物の名前がなかなか覚えられないが、次第になんとか慣れた。 東南アジアの熱くて湿気った空気、粗野で血生臭く、仲間がいて家族がいて、喧騒に満ちている。 長い大河ドラマを見終わったようだった。終盤の展開...
著者の作品を読むのは「僕が殺した人と僕を殺した人」に続いて2作目。前回と同様、登場人物の名前がなかなか覚えられないが、次第になんとか慣れた。 東南アジアの熱くて湿気った空気、粗野で血生臭く、仲間がいて家族がいて、喧騒に満ちている。 長い大河ドラマを見終わったようだった。終盤の展開にはハラハラし、読後感は爽やかなほど幸福だった。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
中国や台湾人をモデルにした小説を読んだのは初めてで新鮮だった。 著者のことを調べてみると、台湾出身で日本育ちとあり、自身の体験に基づいて物語を作ったのではないかと想像させる。 となると、描かれた台湾人の生活や中国とのしがらみに信憑性があるだろう。 ドラマなどでもなかなか見たことのない台湾文化を本を通して体験できたことは嬉しい。 さて、物語については、必ずしもめでたいとは言えない個々の結末は著者の美学であろう。 物事っていうのは綺麗にいくものじゃないし、人間の愛や憎しみもドラマチックにいくものではない。 だから、最後の一文は、必死にその瞬間を生きるただそれこそが美しいという意味だろう。
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