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生き抜く力を身につける 中学生からの大学講義 5 ちくまプリマー新書230
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 筑摩書房 |
発売年月日 | 2015/05/09 |
JAN | 9784480689351 |
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商品レビュー
4.3
12件のお客様レビュー
阿形清和氏の「プラナリアの再生」の話が特に印象に残りました。プラナリアの再生から人間の再生医療まで繋がるとは。生命の不思議をいろいろ知りたくなりました。
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「いくらでも選択肢のあるこの社会で、私たちは息苦しさを感じている。既存の枠組みを超えてきた先人達から、見取り図のない時代を生きるサバイバル技術を学ぼう!」 目次 自由の条件(大澤真幸) いま君たちは世界とどうつながっているか(北田暁大) キャプテン・クックの航跡(多木浩二) 地...
「いくらでも選択肢のあるこの社会で、私たちは息苦しさを感じている。既存の枠組みを超えてきた先人達から、見取り図のない時代を生きるサバイバル技術を学ぼう!」 目次 自由の条件(大澤真幸) いま君たちは世界とどうつながっているか(北田暁大) キャプテン・クックの航跡(多木浩二) 地図の魅力とその見方(宮沢章夫) イモリやプラナリアの逞しさに学ぶ(阿形清和) “若さの歴史”を考える(鵜飼哲) 私たちはどこにいるのか?―哲学入門(西谷修)
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そうそうたる大人による執筆。 コンセプトは、中学生向けに大学並みに深いことを伝える、というものだろう。 第5巻は、「自分の能力」がテーマ。この巻の前までの巻で扱った中学生から大学講義5『生き抜く力を身につける』ちくまプリマー新書世界の捉え方を踏まえ、自分の力をどう高めるか。最初の...
そうそうたる大人による執筆。 コンセプトは、中学生向けに大学並みに深いことを伝える、というものだろう。 第5巻は、「自分の能力」がテーマ。この巻の前までの巻で扱った中学生から大学講義5『生き抜く力を身につける』ちくまプリマー新書世界の捉え方を踏まえ、自分の力をどう高めるか。最初の「学ぶ」ということに戻るのであろう。 一言で言えば、こういう執筆陣に共通するのは、一般人と異なる「問いの立て方」と言っていいだろう。どの設定においても、「答えの出そうな問い」というのがある。 大澤真幸 自由の条件の場合、 ・「名前とは何か」、「名前は概念と同じか」:その答えとしては、概念が「それが何であるか」を示すのに対して名前は「それがある」=存在そのものを示す、という洞察が鋭い 西谷修 私たちはどこにいるのかの場合、 ・「自分とは何か」ではなく、「自分はどこにいるのか」を考えることで、HOW=科学ではなく、WHY=哲学であることが示される。科学は記述であり、哲学は探究であるとする。 結局、人は自分で育つしかない。自分に必要な問いを立てる力が自分力である。教育のできることは、その手伝いまで。 大澤真幸 自由の条件 ・自由=理論上は、働く余地がない、現実的には、存在を感じずにはいられない ・ある子どもの例:フレデリックとアルマン ・「名前とは何か」、「名前は概念と同じか」:その答えとしては、概念が「それが何であるか」を示すのに対して名前は「それがある」=存在そのものを示す ・どうすれば、責任を持った「自由な主体」になることができるか=存在が付与される ・アキハバラの悲劇 北田暁大 いま君たちは世界とどうつながっているか ・グローバリゼーションとジャパニゼーション ・モバイルメディアを持つことは「いつでも、どこでも、誰とでも」即時通話ができる。その反面、プレッシャーも感じる。つながらないと深読みしがち。 ・土井隆義『空気を読む時代のサバイバル』「友達地獄」 ・正高信男『ケータイを持ったサル』 ・本田由紀『ハイパー・メリトクラシー』 ・フラッシュモブ、大規模オフ ・オタクの思想とストリートの思想 ・ニコニコ動画 ・アニメオタクコンテンツにおける「世界観の提示」vs 「「萌え」どころの断片の提示」 ・漫画の読み方の類型化:移入、表層受容、自己陶冶 多木浩二 キャプテン・クックの航跡 ・18世紀のイギリスに生きた航海者:ジェームズ・クック ・社会の中で主流となる思想の変化、政治的な仕組みの変化、学問の発達といった事柄を具現化した活動 ・クックの航海 1回目:天文学的な研究、地理学的な神話的大陸の発見、 2回目:神話的な大陸を直接目指す 3回目:北方航路の探求 宮沢章夫 地図の魅力とその見方 ・「地図を描くとはどういうことか」 1 記号化の作業 2 グラフィカルな欲望の実現 3 概念や思想の図示 4 世界をわがものにすること 5 世界を手なずけること 阿形清和 イモリやプラナリアの逞しさに学ぶ ・「再生できる動物と再生できない動物の違いは何か」=先っぽがつくれるか ・「勉強する子と勉強しない子の境は何か」=色々な業種のプロになるためにというモチベーション ・人間はかさぶたによって生命の維持はしやすくなったけれど、その代償として再生能力を失った 鵜飼哲 〈若さの歴史〉を考える ・名前と名字:必然的な分裂 ・「若い人同士が互いに教育しあう」ことから引き出されるポテンシャル ・つながるために「外側」に表現する、関心を持つ、「聞く訓練」と「読む訓練」 西谷修 私たちはどこにいるのか ・「自分とは何か」ではなく、「自分はどこにいるのか」 ・科学=特定の対象、哲学=対象を限定しない ・考える力を磨く=哲学 ・グローバル化の why 。世界の西洋化 例:西暦
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