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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 中央公論新社 |
発売年月日 | 2015/04/01 |
JAN | 9784122061019 |
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商品レビュー
4.2
123件のお客様レビュー
上巻にも増して、魅力的な登場人物が目白押し。誰しも必ず、好きなキャラクターが見つかると思う。(私は鶴橋と楢山儀右衛門を推します。) 郷里から江戸へ、タイトル通り寄り道なし、一直線の旅路を辿る物語で、結末は一件落着という言葉がしっくりきた。それでも、最後までちっとも単調に思わなか...
上巻にも増して、魅力的な登場人物が目白押し。誰しも必ず、好きなキャラクターが見つかると思う。(私は鶴橋と楢山儀右衛門を推します。) 郷里から江戸へ、タイトル通り寄り道なし、一直線の旅路を辿る物語で、結末は一件落着という言葉がしっくりきた。それでも、最後までちっとも単調に思わなかったのは、魅力的な人物が次々と登場し、人間ドラマがぎゅっと詰まっていたからだと思う。 本作は、憎しみや恨み、理不尽に対する無念に堪え、ひたすら真っ当に誠実に生き抜くことの大切さを教えてくれた。 上巻を読み終えて、充分「おもしろかったな」と思っていたが、下巻はさらに飛躍的におもしろくなった。これから読む方々には、期待を膨らませてほしい。
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上巻が色鮮やかな料理が小さな器に盛りつけられて寿司詰めのように飾られた籠膳であるならば、下巻はうな重のように大きな器にでーんと大物を盛りつけたような感じ。下巻は道のりがあとわずかでありながら、これまでの問題点が一気に噴き出してくる、それを解決せねばならないため一つ一つがじっくりこ...
上巻が色鮮やかな料理が小さな器に盛りつけられて寿司詰めのように飾られた籠膳であるならば、下巻はうな重のように大きな器にでーんと大物を盛りつけたような感じ。下巻は道のりがあとわずかでありながら、これまでの問題点が一気に噴き出してくる、それを解決せねばならないため一つ一つがじっくりこってり書き込まれているので上巻のようなテンポよさはない、しかしながらこれまで垣間見せていた御殿様の本来の姿が顕現し、あれやこれやが一気に大団円。これぞ時代小説の粋である。 タイトルの一路という名を背負った御供頭の名の由来も明かされすべてがきれいに、それでいてまったくの爽快感でもなくしんみりとした御殿様の幕引き口上、星4ではあるものの、上下巻通しては間違いなしの星5である。 あとがきの参勤交代とは行軍である、がまったくの作り物というこの発想がなにより秀でていた。浅田さん、流石!
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幕末に近いころの侍の物語、冒頭若くして父親が急逝し、参勤交代の行列をマネージするお供頭の仕事を急遽継ぐことになり、国元に戻ってみると人々は冷たく、味方は誰もいない。親からも何も教えられることなく、唯一手元に残った江戸初期の先祖の描き残した帳面を頼りに参勤交代を始めるのですが、徐々...
幕末に近いころの侍の物語、冒頭若くして父親が急逝し、参勤交代の行列をマネージするお供頭の仕事を急遽継ぐことになり、国元に戻ってみると人々は冷たく、味方は誰もいない。親からも何も教えられることなく、唯一手元に残った江戸初期の先祖の描き残した帳面を頼りに参勤交代を始めるのですが、徐々に色々なことが明らかになってきて、天候による悪路だったり、陰謀だったり、想定外のことがたくさん発生します。浅田次郎の人情というか、人間ドラマを描く手腕が光る作品でした。 主人公である一路はもちろんのこと、お殿様のキャラクターもすごいよかったです。 中仙道の各宿場町を描いていて、自分が住む近所にある宿場が舞台になっていてすごく街の昔の姿を見せてもらっているようで楽しかったです。
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