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久坂玄瑞の妻 河出文庫

田郷虎雄(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 河出書房新社
発売年月日 2014/11/01
JAN 9784309413273

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久坂玄瑞の妻

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商品レビュー

3.5

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2015/04/06

久坂玄瑞は幕末の長州藩士であり、吉田松陰の義弟としても知られる いわゆる尊皇攘夷…すなわち天皇を尊び、外敵を排除せんとする思想に立っていた 昭和17年の日本ではニーズがあったのだろう しかし実際のところ、彼は幕府との軋轢がもとで朝敵にされた おまけに久坂の死後、長州藩は下関戦争の...

久坂玄瑞は幕末の長州藩士であり、吉田松陰の義弟としても知られる いわゆる尊皇攘夷…すなわち天皇を尊び、外敵を排除せんとする思想に立っていた 昭和17年の日本ではニーズがあったのだろう しかし実際のところ、彼は幕府との軋轢がもとで朝敵にされた おまけに久坂の死後、長州藩は下関戦争の敗北を経て開国派に転じ 倒幕のためにイギリスの力を借りることとなるのだった そのあたりは小説の中であいまいだ ある意味、史実は繰り返されることになるのだが… 「久坂玄瑞の妻」とは、つまり吉田松陰の妹のこと 先にも書いたように、これは昭和17年、太平洋戦争の初期に出版されたもので おそらくは戦時下の妻、および未亡人たちに その心得を与えようというテーマのもと、企画されたと思われる 中身はそれほど堅苦しいものじゃないが それでもまあ、大河ドラマがなければ再刊されることはなかっただろう ただ、解説が興味深いことを書いていて なんでも、戦時中にこの小説を読み 深い感銘を受けて、ペンネームに久坂姓を取り入れたのが 夭折の女流作家・久坂葉子なんだとか 愚直なまでに自らの信念を貫き通す そんな生き方にこそ憧れた人々にとって 終戦直後の日本が生きづらいところであったのは 想像に難くないけれども

Posted by ブクログ

2015/02/04

(2015.01.28読了)(2015.01.13購入) 【杉文とその周辺】 大河ドラマ『花燃ゆ』の主人公杉文を主人公にした小説のはずなのですが、杉家の人々と久坂玄瑞といったところです。 1943年5月の出版ということですが、文庫化にあたって、旧字旧仮名を新字新仮名に改め、最小限...

(2015.01.28読了)(2015.01.13購入) 【杉文とその周辺】 大河ドラマ『花燃ゆ』の主人公杉文を主人公にした小説のはずなのですが、杉家の人々と久坂玄瑞といったところです。 1943年5月の出版ということですが、文庫化にあたって、旧字旧仮名を新字新仮名に改め、最小限で漢字を平仮名にし、送り仮名を施した、ということで、読みやすくなっています。 太平洋戦争中の出版ですので、日本のために戦場で闘っている旦那を銃後で支える妻を想定して書かれたのでしょう。 久坂玄瑞は、天皇中心の政治を実現するために奮闘したけれども志半ばで倒れてしまいました。長州に残された妻は、江戸だ、京都だと駆けずり回り家を留守にしてばっかりいる夫を待ち続け、夫が亡くなった後も、二夫にまみえずを守り通そうとしたのですが、…。 杉百合之助 文の父 杉滝子   文の母 父は、村田右中 吉田大助  百合之助の弟 杉大次郎の養父 玉木文之進 百合之助の弟 妻は、児玉辰子 杉梅太郎  百合之助の長男 杉大次郎  百合之助の次男 後の吉田松陰 杉千代   百合之助の長女 児玉初乃進(祐之)に嫁ぐ 杉寿子   百合之助の次女 小田村伊之助に嫁ぐ 杉艶子   百合之助の三女 杉文子   百合之助の四女 杉敏三郎  百合之助の三男 生まれつきの唖 久坂良廸  医者 玄機の死の数日後に死亡 久坂富子  良廸の妻 秀三郎が十四歳のとき死亡 久坂玄機  良廸の長男 秀三郎が十五歳のとき死亡 久坂    良廸の次男 幼い時に死亡 久坂秀三郎 良廸の三男 後の玄瑞(十五歳で天涯孤独に) 【目次】 序章 二人の誕生 第一章 杉家の人々 第二章 お因み会 第三章 少年の春秋 第四章 青年への旅 第五章 最初の対面 第六章 こおろぎ 第七章 小春日に 第八章 松下村塾 第九章 二人の結婚 第十章 剣 第十一章 鏡 第十二章 一つの生き方 終章 涙袖帖 あとがき 序  岸田國士 解説 田郷虎雄という作家  志村有弘 ●吉田大助(28頁) 杉百合之助には、文之進の上に、もう一人、吉田大助という弟があった。次弟の大助は、杉家を出て吉田家を継ぎ、同じく末弟の文之進は玉木家を継いだわけである。 吉田家は世々山鹿流兵学の師範家であったが、大助は、識見も人格も、そういう家を継ぐにふさわしい立派な人物であった。彼は久満子と結婚したが、二人の間には、子がなかった。そこで百合之助の次子―大次郎を請うて養子とした。 この大次郎が、後の吉田松陰であるが、五つで大助の仮養子となった大次郎は、六つのときには早くもその叔父であり養父である大助と死別しなければならなかった。 ●結婚(173頁) 久坂玄瑞と杉文子の結婚式は、ささやかに杉家の座敷で挙げられた。 安政四年十二月五日。 玄瑞は十八歳、文子は十五歳であった。 ●玄瑞の死(211頁) 玄瑞と寺島は、ニッコリと肯き合い、鷹司関白邸の硝煙渦まく庭の中で腹かき切って、二十五年の生涯を終えた。 ●毛利藩の年頭挨拶(220頁) 毛利藩では、家臣は主君に対して「新年おめでとうござります」というかわりに、「幕府追討は如何でござりましょうや」と述べ、主君は「まだまだ」と答えるのを例とした。 ●寿子の考え方(224頁) 「人は命のあるかぎり生きていなくてはならないし、生きているかぎりは役に立たなくてはならない。身のため、人のため、家のため、お国のため……」 ☆関連図書(既読) 「花燃ゆ(一)」大島里美・宮村優子作・五十嵐佳子著、NHK出版、2014.11.25 「世に棲む日日(1)」司馬遼太郎著、文春文庫、2003.03.10 「世に棲む日日(2)」司馬遼太郎著、文春文庫、2003.03.10 「吉田松陰」奈良本辰也著、岩波新書、1951.01.20 「吉田松陰」古川薫著、光文社文庫、1989.06.20 「吉田松陰の東北紀行」滝沢洋之著、歴史春秋出版、1992.12.25 (2015年2月4日・記) (「BOOK」データベースより)amazon 幕末の動乱を生きた長州の志士久坂玄瑞。その傍らに咲いた一輪の花、妻・文を描く、唯一とも言える長編評伝小説。大獄に散った高潔な兄・吉田松陰の薫陶を受け、弟子の玄瑞に嫁す。ともに暮らしたのはわずか二年だが、杖とし、柱とし、すべてであったと慕い、その死後も凛烈に生きた野菊のような生涯。

Posted by ブクログ

2014/12/10

吉田松陰の妹文の前半生です。 杉家の教育、松陰を支える親や兄弟のこと、明治維新へつながる時代背景などが、簡単ではありますが、描かれています。

Posted by ブクログ

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