- コミック
- 中央公論新社
ドミトリーともきんす
商品が入荷した店舗:0店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
お客様宅への発送や電話でのお取り置き・お取り寄せは行っておりません
ドミトリーともきんす
¥605
在庫なし
商品レビュー
4.2
110件のお客様レビュー
科学を漫画にした、というとよくある解説本みたいだが、この本は概念それ自体を絵に置き換える、という冒険的な試みをしている。
Posted by
「不思議な学生寮「ともきんす」。お二階には寮生さんが4人。朝永振一郎、牧野富太郎、中谷宇吉郎、湯川秀樹……テーマは科学者たちの言葉―高野文子最新コミックス! 高野文子が新作のテーマに選んだのは「科学者たちの言葉」。日本の優れた科学者たちが残した文章を、なぜいま読み返すのか。その...
「不思議な学生寮「ともきんす」。お二階には寮生さんが4人。朝永振一郎、牧野富太郎、中谷宇吉郎、湯川秀樹……テーマは科学者たちの言葉―高野文子最新コミックス! 高野文子が新作のテーマに選んだのは「科学者たちの言葉」。日本の優れた科学者たちが残した文章を、なぜいま読み返すのか。その意義を、架空の学生寮を舞台に、「科学する人たち」と一組の母娘の交流を通じて丁寧に描いていく。」
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
高野文子さんの漫画、初読み。 なんとも心地の良い語りの距離感とイラスト。 朝永振一郎、牧野富太郎、中谷宇吉郎、湯川秀樹といった日本を代表する偉大なる科学者達を”ともこ”と”きんこちゃん”の営む想像上の下宿に住まわせ、対話し、その名著達を紹介するという、漫画という形式にして極めて学術的試みの作品。 それぞれの学者達の理論を象徴するかのようなモチーフ選びとそれを表現するコマ割りが秀逸。 時間、空間を忘れ意識が引き込まれる。 章末の引用や著作のエッセンスの紹介文などは正直高尚すぎてよくわからないのだが、こういう熱い想いが未来を切り拓くのだなぁというところはいたく実感。 著作を読んでみようと思うにはまだハードルが高く感じるが、こういった紹介は見識をわずかばかりでも広げることができる意味でありがたい。
Posted by