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図説 アジア文字入門 ふくろうの本

東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所【編】

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 河出書房新社
発売年月日 2014/01/14
JAN 9784309762128

図説 アジア文字入門

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商品レビュー

3.8

4件のお客様レビュー

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2018/10/11

文字の宝庫であるアジア。インド系文字、アラビア文字、漢字と漢字系文字、ラテン文字とキリル文字。見ているだけで目が回るようだ。

Posted by ブクログ

2014/12/12

 インド、アラビア、漢字から派生した様々な文字とキリル文字の成り立ちや構造を眺めることができる。インド系文字やアラビア系文字の法則や読み方なども簡単であるが掲載されている。考えてみると、アラビア半島と中国は陸続きであり交流もあったのにもかかわらず全く違う文字を使用し、その中間に位...

 インド、アラビア、漢字から派生した様々な文字とキリル文字の成り立ちや構造を眺めることができる。インド系文字やアラビア系文字の法則や読み方なども簡単であるが掲載されている。考えてみると、アラビア半島と中国は陸続きであり交流もあったのにもかかわらず全く違う文字を使用し、その中間に位置するインドでは更に異なる体系の文字を使用しているというのは不思議である。そして、それぞれの文化圏の中間に位置する国々でも、いずれかの文化圏に属するとひと目で分かる文字を使用しているのも興味深い。政治的支配が強力だったのであれば派生文字など存在せず同じ文字のはずである。つまりその形になった何かがその地域にあり、その結果良く似た別の文字になってしまったわけである。それが何かを想像してみるのもまた面白い。

Posted by ブクログ

2014/06/26

アジアの文字を俯瞰する1冊である。 文字の実際の形はもちろん、地図や写真も多く収録され、わかりやすく興味深い。 アジア文字をざっくり知る入門書としては手頃だろう。 アジア圏にはさまざまな文字が存在するが、大きくは ・インド系文字 ・アラビア文字 ・漢字と漢字系文字 ・ラテン文字...

アジアの文字を俯瞰する1冊である。 文字の実際の形はもちろん、地図や写真も多く収録され、わかりやすく興味深い。 アジア文字をざっくり知る入門書としては手頃だろう。 アジア圏にはさまざまな文字が存在するが、大きくは ・インド系文字 ・アラビア文字 ・漢字と漢字系文字 ・ラテン文字/キリル文字 に分類できるという。 現在使用されている文字は、長い歴史の流れの中で、人々の交流により、あるいは衝突により、多くの文字が押し合いへし合い、混ざり合い、ときにせめぎ合って、根付いてきたものである。 インド系文字は使用人口15億人にも上る、一大勢力である。直線の多いものから丸っこいもの、絵のように複雑な形のものと一見多様だが、共通点がある。それは、子音が中央に存在し、その回りに付随してのように母音が配されて、1つの音を表す文字を形作ることである。 先祖となるブラーフミー文字からさまざまな文字が生まれていくが、字形が変化したのは、筆記具の違いによると言う。 石に刻みつけた時代には角張った字体が使いやすく、ヤシの葉(貝葉)に鉄筆で書き付けるようになると丸みを帯びた字体が適していたようだ。 シンハラ文字やタミル文字は丸みがあってかわいらしいが、すらすらと読み書きできるようになるには相当の訓練を要しそうだ。 アラビア文字は元々はアラビア語を書き表すためのものであったが、イスラム教が広まるとともに、イスラム圏となった地域の言語を表記するためにも使われるようになった。こうした言語を表記するために足らない文字を補ったり、不要な文字を省いたりしてさまざまなセットが作られた。こうしたものも広い意味ではアラビア文字に含められる。 アラビア文字の特徴は右から左に表記すること、単語ごとに一筆書きのように書かれることである。このため、独立して書かれる場合・語の頭に来る場合・中央に来る場合・語の末尾に来る場合と1つの文字に4種の形が存在するという。 また、宗教的文献などを除いて、基本的には母音を表記しないことも1つの特徴で、外国語学習者にはいささかハードルが高いところか。 アラビア文字といえば、その装飾性が思い浮かぶ。多くの書体が存在し、用途によって使い分けがなされているという。 アラビア書道というのもあって、書道家は自作の筆記用具を使い、紙はにじみにくいつるつるしたものを使うのだそうだ。 日本人にもなじみの深い漢字は、1字=1語を基本とする。象形・指示・会意・形成の4種があるが、形成文字(意味を表す部分+音を表す部分)が大部分を占めている。日本では漢字を崩した形の「かな」が生まれたが、西夏文字のように漢字様の部品を組み合わせて独自の字を形成していったものもある。特徴的な象形文字で知られるトンパ文字も漢字の仲間に分類される。 ラテン文字・キリル文字は、16世紀以降、キリスト教布教の際に導入されたものである。ベトナム語の場合、元々は漢字系の文字が使われていたが、多くの人が習得するには難しかったため、西洋人宣教師がラテン文字で書き表すことを試みた。そのままではベトナム語の発音を表しきれないため、補助記号が多い特徴がある。 言語と文字は1対1対応ではない。アルファベットのように1つの文字体系が多くの言語に使用されるものもあれば、逆に同じ言語に違う文字体系が当てられる例もある(パンジャービー語はインドではインド系文字、パキスタンではアラビア文字で表記される)。 1つの言語に違う文字、といわれると、一瞬、戸惑うが、日本語も、ローマ字で書こうと思えば書けないこともないことを思い浮かべれば、それほど奇妙な話ではないのだろう。 いずれにしろ、言葉も文字も世に連れるもの。さまざまな歴史を背負い、現在の姿がある。多くの文字たちが辿った遙かな道に思いを馳せてみるのも楽しい。 *アジアのいろいろな文字を眺めていたら何だか、装飾性もさりながら、呪術性も高いように感じられてきました。耳なし芳一で体に経文を書き付けるとか、お札を魔除けにするとかというのは、あるいは、言葉に何がしかの力が籠もるということなんでしょうかねぇ・・・? *そういえば、学生時代に教養のゼミで古代サンスクリット語を囓ったのを思い出しました。発音(口蓋音だったかな?)が難しかったのと、格変化がややこしかったのが思い出(^^;)。名前くらいは書けたはずなのですが忘れてしまいました(><)。 サンスクリットといえば梵字を連想しますが、これは現在使われていない悉曇文字が元になっているようです。現在は、デーヴァナーガリー文字を当てています。

Posted by ブクログ

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