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書楼弔堂 破曉

京極夏彦(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 集英社
発売年月日 2013/11/26
JAN 9784087715408

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商品レビュー

4

126件のお客様レビュー

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2024/02/17

知る人ぞ知る林の中に建つ不思議な本屋弔堂。訪れる人々はそこで人生の一冊と出会う。明治維新の混乱が落ち着き人々が新しい価値観と旧来の価値観の間で生活していた時代を舞台に描かれる本と人との出会い。本とは、信念とは、人生とは、宗教とは、さまざまな概念を謎めいた書店主弔堂が解いていく連作...

知る人ぞ知る林の中に建つ不思議な本屋弔堂。訪れる人々はそこで人生の一冊と出会う。明治維新の混乱が落ち着き人々が新しい価値観と旧来の価値観の間で生活していた時代を舞台に描かれる本と人との出会い。本とは、信念とは、人生とは、宗教とは、さまざまな概念を謎めいた書店主弔堂が解いていく連作短編。 読みながらなるほどと思ったり時代独特の空気を感じたり。厚みはあるが読みやすく、歴史上の傑物たちが登場するのも面白かった。いろいろな現世のことを一旦忘れて没頭できる本だった。

Posted by ブクログ

2023/11/03

会話がメインとなる小説なのに読みやすい。けど感想となると思い起こすのが難しい。 人生の一冊の本を求めて人は本を読み漁る。自分はまだ最高の一冊に出会えていない。弔堂に訪れた人は店主に話を聞いてもらいつつ一冊の本を紹介してもらう。その人らはのちに有名となる。 購入したけど読んでいな...

会話がメインとなる小説なのに読みやすい。けど感想となると思い起こすのが難しい。 人生の一冊の本を求めて人は本を読み漁る。自分はまだ最高の一冊に出会えていない。弔堂に訪れた人は店主に話を聞いてもらいつつ一冊の本を紹介してもらう。その人らはのちに有名となる。 購入したけど読んでいない本がたくさんあり、購入する事で知識が増えた気になって満足していたし中身を読んでもいない自分に喝を入れてくれた。 この本に出会えて成長できたと思う。

Posted by ブクログ

2023/08/09

ひだまりトマトさんのレビューで、明治の知ってる名前、知らない名前が次々と出てくるお話と聞いて興味が湧く。どうせならば最初から読もう。「世界でいちばん透きとおった物語」を読んで京極夏彦さんのグラフィックデザインを改めて確認したいという動機もあった。いやあ、改めて隅々まで目配りの効い...

ひだまりトマトさんのレビューで、明治の知ってる名前、知らない名前が次々と出てくるお話と聞いて興味が湧く。どうせならば最初から読もう。「世界でいちばん透きとおった物語」を読んで京極夏彦さんのグラフィックデザインを改めて確認したいという動機もあった。いやあ、改めて隅々まで目配りの効いたデザインで感服。しかも今回は、サプライズのように鮮やかな絵画が突然現れる。 ときはおそらく明治25年。我々にとって、阪神大震災やオウム事件がまだまだ歴史になっていないように、彼らにとって江戸や御一新はまだちょっと前の過去であっても歴史ではない。 四ツ谷辺りのいなか道に、そうと思わなければ通り過ぎてしまうような奇体な書舗(ほんや)がある。街灯台よりももっと大きな三階建、軒に簾が下がり半紙にひとつ屋号が貼られている。ー「弔」と。店主は、本は呪物でございますよ、という。 「文字も言葉もまやかしでございます。そこに現世はありませぬ。虚(うそ)も実(まこと)もございませぬ。書物と申しますものは、それを記した人の生み出した、まやかしの現世、現世の屍なのでございますよ」署名は戒名、洋装本の背表紙に刻まれているのは墓碑銘、さながら書舗は墓地。よって「弔堂(とむらいどう)」という。 元服仕立ての頃に髷を切ったので武士に拘りはない、元旗本の嫡子で高等遊民的な精神の持ち主高遠さん(35歳)が、京極夏彦の分身のような弔堂店主が勧める「本人にとって一生に一冊の本」の話に耳を傾ける話である。 グラフィックデザインも興味深いのだけど、京極夏彦さんがわざわざ漢字にふるルビがとても面白い。曰く。 亭主は莞爾(にこにこ)と笑った。 墓は石塊(いしくれ) 動作も緊緊(きびきび)しているが 暫く見蕩(みと)れていた。 時に君、幾歳(いくつ)だね 無論ですと決然(きっぱり)云って 珍粉漢粉(ちんぷんかんぷん)である←なんと、スマホ漢字にあった! この二人は従者(ただもの)ではない 変梃(へんてこ)な被り物 ふ、巫山戯(ふざけ)ないでくだいよ 辿々(たどたど)しく伝えた←スマホ漢字有り 背徳(うしろめた)いだけである 鹿爪(しかつめ)らしい在り方をして 「探書弍 発心」において、店主は尾崎紅葉のいち書生の悩みを解きほぐす。尚且つ書生のデビュー作にと、或る資料を売り渡した。現在デビュー作は「泉鏡花集成1(ちくま文庫)」の巻末短編にあり読めるのではあるが、残念ながら県立図書館に蔵書していないので諦めた。その代わり、青空文庫において「おばけずきのいわれ少々と処女作」に、弔堂店主との会話の多くをそのまま写したような文章が載っている。是非ご一読いただきたい。 ━━━━凡ては推測でしかなく、弔堂との関わりも、知りようのないことである。知ってもしょうがないことだし、またどうでもよいことでもある。文字に書かれてしまえば、皆嘘なのだから。  そして私、高遠彬がその後どうなったかもー。  誰も知らない。          書楼弔堂 破曉・了 結論をみなさんに読ませて仕舞いました。終わりから始まることも、実はあるからです(←でまかせ)。 久しぶりの京極夏彦煉瓦本也。 癖になりそうで、怖いʕ •ﻌ•; ʔ。

Posted by ブクログ

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