大阪商工会議所が主催している【ビジネス会計検定１級】の公式テキスト。 検定試験用ではあるものの、著名な大学の教授陣が共同執筆しており、一般の財務会計の基本書としても十分に活用できます。３級から１級までの公式テキストをしっかりと勉強すれば、財務会計の知識が相当に増え、理解がぐっと広がるでしょう。 で、検定試験に話を戻すと…。 ２級・３級に比べると、格段に難易度が上がります。中途半端な勉強では、絶対に受かりません。僕も３回目の受験でようやく受かりました。 論述式で５０点以上を取らないと足切りを喰らう検定試験ですが、毎回、信じられないくらいに多くの受験生が足切りを喰らっています（第１０回は約４０％の、第１２回・第１４回は約６０％の受験生が足切りの憂き目に遭っています）。相応の覚悟をもって、勉強しましょう。 合格のためには、公式テキストを繰り返し読むこと、これ、必須です。テキストに掲載されていない内容は、基本的に出題されていませんから。そのかわり、重箱の隅をツンツンするような出題もあるので、最低でも３回は読み込んだほうがいいでしょう。 ただし、機械的に用語や公式を覚えるのではなく、理解しながら勉強しましょう。４００ページもあるテキストです。棒暗記だと、いざ受験という段になったときに、絶対にコケます。 また、公式テキストにある例題や設例が、若干のアレンジを加えただけで出題されることもあります。これまででは、外貨換算や退職給付会計、リース会計、ストックオプションの問題などの出題実績があります。全部で５０題くらいですから、これら例題の内容はすべて理解し、多少のアレンジを加えられても解けるようにしておきましょう。 ◎僕の受験記録 　・第１０回試験 ２０１２年３月１１日実施 　・１０６点（マーク：５１点・論述：５５点）で不合格 　・合格率：１０．８％ 　・第１２回試験 ２０１３年３月１０日実施 　・１３５点（マーク：６１点・論述：７４点）で不合格 　・合格率：１６．０％ 　・第１４回試験 ２０１４年３月９日実施 　・１４５点（マーク：７６点・論述：６９点）で合格（三度目の正直で合格！） 　・合格率：１２．９％ 【大阪商工会議所・ビジネス会計検定のＨＰ】 http://www.b-accounting.jp/