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ゆかいな仏教 サンガ新書

橋爪大三郎, 大澤真幸【著】

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 サンガ
発売年月日 2013/10/24
JAN 9784905425571

ゆかいな仏教

¥220

商品レビュー

3.9

25件のお客様レビュー

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2022/12/13

いやー、これは難しかったですね。前半部分は「悟る」こととは何かわかりやすく解説してくれていてまだ理解できたんですけと、大乗仏教あたりから一気にわからなくなった。基礎知識がなかったのでついていけなくなったのだと思います。

Posted by ブクログ

2022/05/04

Youtubeで養老孟司(解剖学者)、織田顕祐(仏教学者)、福岡伸一(分子生物学者)の10年くらい前の大谷大学での対談(第5回親鸞フォーラム-親鸞仏教が開く世界-仏教と生命-いのちのゆくえ-)を見て、仏教に興味を持った。 仏教においては自分と他者の境界が曖昧、というような話からで...

Youtubeで養老孟司(解剖学者)、織田顕祐(仏教学者)、福岡伸一(分子生物学者)の10年くらい前の大谷大学での対談(第5回親鸞フォーラム-親鸞仏教が開く世界-仏教と生命-いのちのゆくえ-)を見て、仏教に興味を持った。 仏教においては自分と他者の境界が曖昧、というような話からであったと思う。 自分を意識し過ぎて辛いことや 自分を守ろうとする気持ちが強すぎて嫌になること があって、もう少し気持ちが楽になれば、という思いからだ。 『ふしぎなキリスト教』が面白かったのもあり、仏教もざっくり全体を掴みたいと思って、本書を読んだ。 そして大変満足した。 内容も面白かったし、これだけで十分ではないだろうが、今後の学びのとっかかりになると思う。 仏教は、ドグマ(教義)がなく、下記の通り定義に関わる本質がとてもシンプルなため 派生しまくって裾野が超広いというのが面白く、またおおらかでいいなと思った。 また、一神教と違い、それを認めることで他を明らかに否定するという対立がない。 昔、フランス人の年上の友人が「仏教はいいよ。他の宗教を排除しないから」と言っていたのがよく分かった。 肝心の「自分と他者」のお話について。 「覚り」を目指すのが仏教なのだが、 「覚った状態」では「自分や他者」という実体はなくなるのだそう。 実体はない、この世界は偶然の要因の組合せでできたかりそめのもの、心が作ったものだと。 あるいはそういうことに気づくことが「覚り」。 しかしそれを徹底しすぎてニヒリスティックになるのではなく、 (特に大乗仏教では)輪廻の中でいつかは覚れるから、覚りを目指しつつも焦らず 功徳を積みましょうよ、というちょっとゆるい感じも気に入った。 この思想についてはもっと深めたいが、とりあえずは方向性を理解。 メタ的な視点で  今の生活の自分も他者も気に入らない現象も、所詮かりそめの蜃気楼のようなものなのだから  いいことがあれば喜べばいいし、悪いことがあっても気にしない と思えればいいのかな、と思う。 面白かった内容 ・仏教の定義 :「ゴータマが覚った(ブッダである)ことを認める」そしてそれを追体験しよう[最低限の定義。ドグマがなくゆるい] ・ブッダ(仏)とは、覚った人のことで、釈迦仏は悟ったゴータマのこと ・不完全な人間、という前提は他の宗教と同じだが、神や政府の力を借りずに自力で完璧になれる、という人間中心主義、個人主義、自立的 [←西洋の方が個人主義的、人間主義的な感じがするという直感に反する] ・インドには仏教以前からバラモン教、それを受け継ぐヒンドゥー教がある。  仏教はそれらへの「反発」(バラモンでなくても覚ることができる)があるが  一方、覚りのために出家して在家に頼らざるを得ないという構造上、それらへの「依存」もある ・インドで生まれた仏教が現在インドで廃れたのは、様々な(でも実は一つの?)神を信じるヒンドゥー教に取り込まれたから?  ゴータマ・ブッダはヴィシュヌ神の化身であるという主張 ・自分と世界を切り分けて考えるから「苦」(思い通りにならない苦しみ)が生まれる。 ・仏教は構造主義的。客観的な実在に見えるものは、それぞれの心が作ったもの。心中心主義→唯識説へ  現実そのものに引きずられるのではなく、人間の心の持ちようによって問題を解決していく ・出家しサンガ(僧)になることでしか覚れないとする小乗仏教(部派仏教)に対し、大乗仏教は在家でも修行は可能と主張  在家にいて、覚る(ブッダになる)直前の存在が「菩薩」 ・小乗仏教ではブッダは一人であったが、大乗仏教で釈迦仏以外のブッダ、あるいは菩薩がたくさん考えられるように ・一度覚るぞと「発心」したら修行を続け、覚ることで涅槃へ至る。輪廻からの解脱は後付け? ・生き物は皆「仏性」があり、輪廻を繰り返す中でいつかはみんな覚ることができる。 ・覚りは人から与えられるものではなく、菩薩の助けを借りたりしながらも、自分自身で覚るもの(個人主義、合理主義) ・インド人は歴史に興味がない(経典の出自や作者、記載年などが不明なことが多い)。反対に中国人は歴史大好き。 ・インド人は哲学好き。オタク。そして仏教もそれ(考えること)を推奨。 ・インド人はめまいがするような時間や概念に魅惑を感じている。(e.g. 釈迦仏の次は56億7千万年後)  一神教と異なり「絶対」という概念がない ・仏教は今は日本において廃れているように見えるが、日本人の自己理解に役に立つのではないか ・仏教は現代においても全く古臭いものではなく、相当に合理的なものである。 ・キリスト教的な概念に支えられた近現代社会の基本的な仕組みが立ち行かなくなっている今、   仏教的な発想を検討する価値があるのではないか。

Posted by ブクログ

2022/04/19

ユダヤ教、キリスト教、イスラム教と違い、仏教には決定的な教義がない。 仏教諸派において唯一共通の「ブッダが悟った」ということで、悟りの内容は言葉にできないので実際に悟ってみないとわからない。 そこから様々に解釈することができ、部派仏教、大乗仏教、密教と派生していく。

Posted by ブクログ

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