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あとかた

千早茜【著】

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新潮社
発売年月日 2013/06/21
JAN 9784103341918

あとかた

¥605

商品レビュー

3.6

74件のお客様レビュー

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2024/03/24

【ほむら】の女性は「結婚はかたちだけだから」と言われ、そこに愛とか自分の必要性を感じていなかったのではないかなと思う。 【てがた】の男性も家での居場所がなかったのではという感じ。 【ゆびわ】の女性は、結婚して子どもができてから女として扱われない虚無感が共感出来た。 【やけ...

【ほむら】の女性は「結婚はかたちだけだから」と言われ、そこに愛とか自分の必要性を感じていなかったのではないかなと思う。 【てがた】の男性も家での居場所がなかったのではという感じ。 【ゆびわ】の女性は、結婚して子どもができてから女として扱われない虚無感が共感出来た。 【やけど】の女性は両親から大切にされていなかったことで、人の愛情を求めていたのかなと思う。 【うろこ】の男性は素直じゃない。 言葉にしなければ伝わらないし、伝えることでお互いの想いがわかるというストーリになっていると思った。 【ねいろ】本当の気持ちを隠して我慢するのは辛い。自分が望むものがなにか素直にならなければいけないなという内容。 どれも、自分の想いがあるけど、我慢して苦しんでいるという内容だった。もっと素直でいいし、自分が望む生き方をしたらいいというメッセージの1冊かなと思った。誰かのためにとか、こうしなきゃいけないとか、そういうものに縛られずに、自由でいい。やりたいことやっていいんだという内容だったけれど、性描写が多くて伝わりづらかった。

Posted by ブクログ

2024/03/21

少しずつ登場人物の人生が重なっている連作短編集。出てくるどの人も、もちろん程度の差はあるものの、重いものを背負って生きている。 日常で出会う、飄々とそつなく生きて見える人たちにもこんな部分があるのかもと考えると、気持ちが少し楽になる。

Posted by ブクログ

2024/02/14
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

『逃げないで。千影さん、どうせ、とか、なんか、とか言って、どうして自分を卑下するの? 子どもは可哀想だったけど、千影さんだって苦しんでいる。二人の子どもだったなら、2人で抱き合って慰め合えばいいじゃない。辛い時にそばにいてほしかったでしょう。その気持ちに、大義名分はいらないよ。』 『そんな気持ちを罪悪感で覆い隠していたのかもしれない。』

Posted by ブクログ

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