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新・百人一首
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新・百人一首
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商品レビュー
4.1
15件のお客様レビュー
#中原中也記念館 #穂村弘 「中原中也をはじめてとする詩人たち」穂村弘さんの特別講演に参加、その際にこちらの本の引用があり検索すると現在は中古品のみで取り寄せ購入。 文藝春秋創刊90周年の記念としての企画。岡井隆、馬場あき子、永田和宏、穂村弘の四者が選者となり明治から昭和戦前の...
#中原中也記念館 #穂村弘 「中原中也をはじめてとする詩人たち」穂村弘さんの特別講演に参加、その際にこちらの本の引用があり検索すると現在は中古品のみで取り寄せ購入。 文藝春秋創刊90周年の記念としての企画。岡井隆、馬場あき子、永田和宏、穂村弘の四者が選者となり明治から昭和戦前の近代歌人、戦後から現代まで割り振って二十五人ずつ秀歌を選んでいる。後半の座談会ではそれぞれの思いを語り会自体の熱気や、歌人とその歌を選ぶ大変さが伝わってくる。 穂村さんの講演会は、記念館の節目に講演なさっているようで今回は30周年記念講演。 小説家、詩人、政治家など教養として短歌を詠むたしなみがあり、多くの短歌を詠んで優れた歌も多いという話、そこで中原中也の歌の紹介があった。 大河に投げんとしたるその石を二度みられずとよくみいる心 少年時代の短歌。何かを選択した時にその他のすべては選ばれない。日常の一瞬一瞬何気ない選択肢が運命の分岐点という穂村さんの解説。 短歌をなぜ選んだのかという自らの答えとして、ハンマー投げ砲丸投げ円盤投げの選択、100m、200m、400m走の例え話については会場が笑いに包まれていました。 短歌の話だけでなく、岐路に立たされたときのふるまいや自らの優柔不断エピソード(結婚や不動産なんてその後どうなるかわからないのに皆決断できてすごいとか)も表情豊かにお話されていて壇上でキラキラ輝いておられました。 この場にいることができた時間がとても貴重な宝物になりました。
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この本の選者の馬場あき子さんが「カルタで取れる歌」とおっしゃっていましたが、そのせいでしょうか、選ばれている歌が、どちらかというと「角が立たない歌」という印象でした。そこが少々物足りない感じがするのは、ぼく自身の「近代短歌」「現代短歌」に対する思い入れのせいでしょうか。 同居...
この本の選者の馬場あき子さんが「カルタで取れる歌」とおっしゃっていましたが、そのせいでしょうか、選ばれている歌が、どちらかというと「角が立たない歌」という印象でした。そこが少々物足りない感じがするのは、ぼく自身の「近代短歌」「現代短歌」に対する思い入れのせいでしょうか。 同居人と二人で本書から十人つづ選んで「二十人二十首」を作ってみました。ブログに掲載してみましたので覗いてみてください。 https://plaza.rakuten.co.jp/simakumakun/diary/202007080000/
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「明治天皇から俵万智まで―この一冊で短歌がみるみるわかる」と帯にある。いや、みるみるわかるわけにはいかんかったよ。近現代の歌人を百人選び、見開き2ページに3首、1首は簡単な解説がついている。葛原妙子が好きなので、「他界より眺めてあらばしづかなる的となるべきゆうぐれの水」は、おおと...
「明治天皇から俵万智まで―この一冊で短歌がみるみるわかる」と帯にある。いや、みるみるわかるわけにはいかんかったよ。近現代の歌人を百人選び、見開き2ページに3首、1首は簡単な解説がついている。葛原妙子が好きなので、「他界より眺めてあらばしづかなる的となるべきゆうぐれの水」は、おおと思ったりするが、現代になるにつれ、どういう意味?はあ、なにこれという歌が結構あって、俺って短歌って分からんのかなあ、理解力ないのかなあと首を振ってしまう。もう少し解説が多いとなんとかなったのかな。
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