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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 草思社 |
発売年月日 | 2012/12/05 |
JAN | 9784794219404 |
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文明崩壊(下)
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商品レビュー
4.1
45件のお客様レビュー
上巻に続いてのボリューム、環境悪化が引き起こした人類文明崩壊の歴史を振り返り、繰り返さないための提言をまとめる。この国で、今の政治家で、実行することなどおよそ不可能なのだろうが、一歩ずつ前に進んでいきたい
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上巻に続き、下巻では近代以降の社会についての話が多く書かれていました。 自らの環境を滅ぼし、滅亡する社会は現代にもつながっており、このままいくと世界で多くの社会が衰退すると警鐘が鳴らされています。 それを防ぐには、個人一人ひとりが、そういう意識を持って政治や社会に対して、行動を...
上巻に続き、下巻では近代以降の社会についての話が多く書かれていました。 自らの環境を滅ぼし、滅亡する社会は現代にもつながっており、このままいくと世界で多くの社会が衰退すると警鐘が鳴らされています。 それを防ぐには、個人一人ひとりが、そういう意識を持って政治や社会に対して、行動を起こすことだと書かれていました。 普段の生活の中で、なかなか意識にのぼらないことですが、こうして知ることによって、少しでも行動を変えることができる気がします。 一般市民の強い意志によって、持続可能な社会を選択することができるはずです(具体的には政治の政策や企業を選別すること)。
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下巻では以下の内容が紹介されていました。まず環境問題を解決した事例を、トップダウン型、ボトムアップ型の2類型にして、前者の例としては江戸時代の日本(徳川幕府)、後者の例としてはニューギニア高地、ティコピア島を挙げています。トップダウン型とは、要は時の権力者が環境保護的な策を上から...
下巻では以下の内容が紹介されていました。まず環境問題を解決した事例を、トップダウン型、ボトムアップ型の2類型にして、前者の例としては江戸時代の日本(徳川幕府)、後者の例としてはニューギニア高地、ティコピア島を挙げています。トップダウン型とは、要は時の権力者が環境保護的な策を上から強制的に執行するということであるのに対して、ボトムアップ型とは、島民全員が環境問題の長期的な危険性を認識して全員で行動するというパターンです。 そして、現代の社会の事例としてルワンダ、ドミニカ共和国とハイチ(同じ島の東西をわけあっているが社会経済状況に大きな差異がある)、中国、オーストラリアが紹介されています(中国、オーストラリアはともに環境面での深刻な問題が主題としてとりあげられている)。 個々の章で書かれていることは、事象説明としては極めて面白いのですが、ダイアモンド氏が、社会の崩壊を招く要因としてあげている5つの条件、つまり1)環境被害、2)気候変動、3)近隣の敵対集団、4)友好的な取引相手、5)環境問題への社会の対応、ですが、この5つにあてはめて説明されている箇所はどうにも最後まで腹落ちしませんでした。おそらく心のどこかに「本当にこの5つだけなのか?」という疑問や「この5つはMECE(Mutually Exclusive, Comprehensively Exhaustive)なのか?」という疑念が晴れていないからだと思います。ですから私個人の感想は、「個々の章に書かれていることは面白いが、著者が挙げている文明崩壊の5要因については何かモヤモヤしている」という感じです。
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