お互いの親の取り決めで、１８年前から許嫁となっていたマーチとシャーロット。マーチからの使いの突然の訪問で知ったシャーロットは早速マーチの元へ。一方、マーチは運命的な出逢いをサプライズすべく、シャーロットを待ち伏せするはずが、初対面の彼女は木の上だった…。一目惚れのマーチの暴走で早々と結婚した２人だか、情熱的なシャーロットに対し、マーチは頑なに紳士的な態度を崩さなかった。そこにはマーチの先祖や両親に秘密があって…。クライマックスとなる事件はワクワク感が低めだけど、２人のピュアな感じがめちゃくちゃ可愛らしかった。プレコンの登場がもうちょっとあっても良かったかな〜

珍しく最初からお互いが相思相愛。公爵が可愛く思えてくる もう少し捻りがあっても良かったかなーと。 内容（「BOOK」データベースより） 伯爵令嬢シャーロットは、父が亡くなった後、母と妹たちと田舎で暮らしている。父の爵位と財産は遠い親戚へ譲られ、シャーロットたちには田舎の屋敷で細々とやっていくしかなかったのだ。同じ年頃の娘たちが社交界にデビューし、結婚していくなか、自分の境遇では良縁は望めないだろうと諦めていたシャーロットだったが、ある夜、客が訪ねてきた。彼はマーチボーン公爵からの使いだと名乗り、シャーロットと公爵がすぐに結婚することになっていると告げた。父親同士の古い約束だった。呆然としながらも、あわただしく出発したシャーロット。ところが、あと少しでロンドンに着くという時、飼い猫が逃げだしてしまう。そこへ間の悪いことに、公爵が迎えにやって来た。彼が目にしたのは、猫を助けようと木に登った花嫁の姿だった―。思いがけない出逢いを果たしたふたりの未来は…。

★２.５ということで。 木登り名人ヒロインと許嫁ヒーローの初対面が木の上だったというネタ以外に盛り上がりに欠けるお話である。親子の愛情を知らずに育ったヒーローの頑固なまでの潔癖ぶりは堕落した父のせいかもしれんが　そこまで追いつめて自虐的にならんでもいいではないか。二人を悪戯に刺激してくる輩も登場するのだが　小物すぎてたいして害もなく。もっとこう感情が揺さぶられるものがないと　この手の本は面白味にかけるよね。