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ウナギ大回遊の謎
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ウナギ大回遊の謎
¥660
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商品レビュー
4.1
18件のお客様レビュー
読んでみるとウナギの生態が極めて複雑なことがわかる。ウナギ資源の減少の原因も複合的だ。ウナギ大好き派も禁鰻派もまずは一読して欲しい。
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アリストテレスの時代からずっと謎だった、ウナギの産卵場所がやっと見つかったという話。レプトセファルスが見つかって、プレレプトセファルスが見つかって、さらに親ウナギ、卵と次々と見つかっていく。こう簡単には書いたものの、そこに至る過程は試行錯誤の連続。広い太平洋の中、少しずつポイント...
アリストテレスの時代からずっと謎だった、ウナギの産卵場所がやっと見つかったという話。レプトセファルスが見つかって、プレレプトセファルスが見つかって、さらに親ウナギ、卵と次々と見つかっていく。こう簡単には書いたものの、そこに至る過程は試行錯誤の連続。広い太平洋の中、少しずつポイントをしぼってせめていく。西マリアナ海嶺のあたり、塩分濃度が変化するところ。新月の数日前。深さは、どんな網を使えばよいか、などなど、だんだん卵に近づいてくるあたりは、ハラハラドキドキ。年輪のような耳石を調べることで、生まれてからの日数が判明するというのもおもしろい。なぜ、ウナギの産卵場所を探すのか。「分からないから」というのが一番正しいのだろうけれど、そこから、どうやって繁殖させていけばよいかが見えてくるというのが建前のよう。最近、ウナギが捕れなくなって値段が高騰しているという。できれば月1回くらい食べたいのだけれど、年1回がいいところか。養殖の安くておいしいウナギが出回るのはうれしいことではある。1年前に鰻博覧会を東大でやったというのがおもしろい。これ「マンパク」というのだろうか。
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ウナギ卵の採捕に成功するまでのプロジェクトを書いた本。一つの種の卵をここまで追求できることが、とても羨ましい。
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