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山口百恵 赤と青とイミテイション・ゴールドと 朝日文庫

中川右介【著】

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 朝日新聞出版
発売年月日 2012/05/09
JAN 9784022617255

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商品レビュー

3.3

7件のお客様レビュー

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2018/06/18

山口百恵のデビューから引退までの軌跡を、さまざまな媒体に発表された証言をまとめながら描いた評伝です。 戦後の芸能史の流れのなかで、歌手として、あるいは女優としての山口百恵がどのような位置を占めるのかということが明確にされており、興味深く読みました。 ただ、不満を感じる点がない...

山口百恵のデビューから引退までの軌跡を、さまざまな媒体に発表された証言をまとめながら描いた評伝です。 戦後の芸能史の流れのなかで、歌手として、あるいは女優としての山口百恵がどのような位置を占めるのかということが明確にされており、興味深く読みました。 ただ、不満を感じる点がないわけではありません。たとえば著者の『松田聖子と中森明菜 増補版 一九八〇年代の革命』(朝日文庫)では、著者自身がリアル・タイムで聖子と明菜の2人をどのように受け取ったのかということについても述べられていました。しかし本書では、「彼女のデビュー時から引退までのことはよく知っているが、執筆にあたっては、いったん当時の記憶をすべて消去し、文献と映像資料で確認したうえで書いた」と述べられています。これは、本書を客観的な評伝として刊行したいという著者の意図によるのだと思うのですが、評伝というフォーマットに乗せるに際して、著者がわかりやすいストーリーに頼っているような印象もあります。具体的にいえば、本書のストーリーは伝統的な芸能界の因習が、個人としての山口百恵とは区別される、芸能界のなかの「山口百恵」によって打ち破られたというストーリーにのっとって、彼女の芸能活動を整理されているのではないかと思えてしまうのです。 たしかに著者の述べるようなしかたで「山口百恵」を戦後日本芸能史のなかに位置づけることは可能なのかもしれません。しかしリアル・タイムで彼女を応援していた人びとは、そうした「山口百恵」像にみずからの夢と青春を見ようとしていたはずであり、そうした享受のありかたも含めて「山口百恵」を描いてほしかったという気がします。たとえば平岡正明の『山口百恵は菩薩である』が、一面的なしかたではあれ、そうした「山口百恵」に迫っていましたが、それにくらべると著者の禁欲的なスタンスは、かえって単調な図式化を招いてしまったのではないかと感じてしまいました。

Posted by ブクログ

2017/01/23
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

2012年刊。1973年~80年。この山口百恵の芸能活動時代は私の小学生時代にほぼ被る。TVドラマは、ある程度お話を理解しながら見ることができ、また、歌謡曲やポップスに漸う関心が向けられていく年代。が、映画やコンサートを一人(ないし友人どうし)で見に行くのは未だ尚早だった時代。TVで薄幸の若人を演じる姿に素直に涙し、歌(特に阿木燿子作詞作品)では大人の世界を垣間見せてくれた存在である。ファンの私がバイアスなく読むことの難しい本書だが、記録ではなく記憶に残された彼女の、プロとしての在り様を刻印するには十分。 何かを極めた上で、脱皮する。これが長く人に知られ続ける秘訣で、百恵がこれを実践できたのも確か。が、一方、これが上手くいくか否かは、時代とのマッチング・ライバル等、偶然や多要素に依拠するのは間違いない。ただ、そんな中、心身とも彼女を安定させた三浦友和という存在の大きさは随所に感じられる。PS.後年、富田靖子で撮った「さびしんぼう」という大林宣彦監督の映画。これが高校時代の山口百恵のために企画されたというのは意外。良作なのは勿論たが、百恵で見てみたかったというのも偽りない気持だ。

Posted by ブクログ

2013/02/01

純白のドレスに身を包んだ彼女が、白いマイクをステージにそっと 置いた時に彼女は「伝説」となった。 「わたしのわがままを許してくれてありがとう。幸せになります」 人気アイドルのまま引退したのは山口百恵。映画やテレビ・ドラマ、 CMで共演した俳優・三浦友和の妻になる為に。 彼女...

純白のドレスに身を包んだ彼女が、白いマイクをステージにそっと 置いた時に彼女は「伝説」となった。 「わたしのわがままを許してくれてありがとう。幸せになります」 人気アイドルのまま引退したのは山口百恵。映画やテレビ・ドラマ、 CMで共演した俳優・三浦友和の妻になる為に。 彼女が芸能界で活躍したのは僅かに7年半。素人スカウト番組 「スター誕生」への出場から引退までを、年ごとに追ったのが 本書である。 引退前に出版されてベスト・セラーになった本人の筆になる『蒼い 時』や雑誌のインタビュー、伴侶となった三浦友和の著書は勿論、 関係者の発言を、既刊の書籍や雑誌から拾い集めて山口百恵像を 浮き彫りにしている。 頭脳警察などを聴いていた背伸びした子供だった私は、ピンクレディ やキャンディーズの歌は歌えないし、振付も出来なかった。しかし、 山口百恵と沢田研二は別格だ。このふたりの歌なら、結構歌える。 映画も、ドラマも「百恵ちゃんが出ているから」との理由で見ていた。 不幸な役柄が多かった。白血病になったり、産まれたばかりの頃に 取り違えられていたり、短距離走のトップ・ランナーだったのに 走れなくなったり、身分違いの恋を反対されたり。 映画「絶唱」を観て、死して花嫁になれた小雪が可哀想でボロボロ 泣いたのを思い出す。 歌手として、女優として。ふたつの面の百恵像を描きながら、その 時代の芸能界の動きも記されている。 存命している関係者もまだまだいるのだが、直接の取材を一切せずに 書くという実験的評伝の手法も面白い。 コアな百恵ファンには物足りないかもしれないが、私のようなミーハー なファンだった人間にはいい資料だ。 本書を読んで改めて気付いた。百恵ちゃんは引退した時、21歳だった のだよね。その歳にしてあの存在感。こんなアイドル、もう出て来ない だろうなぁ。「百恵伝説」は「百恵神話」になりそうだ。

Posted by ブクログ

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