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パイレーツ 掠奪海域 ハヤカワ文庫NV

マイクル・クライトン【著】, 酒井昭伸【訳】

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 早川書房
発売年月日 2012/03/10
JAN 9784150412524

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パイレーツ

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商品レビュー

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2020/01/23

久しぶりのクライトン。著者が亡くなってから刊行されている。いやいやいや、いつもながらハラハラドキドキさせられる。今回は中世はカリブ海の海賊の話。いや海賊ではなく私掠人だそうだが、まあ細かい歴史ネタがそこら中にちりばめられている。見てきたように書かれているのは、小説だから当然だが、...

久しぶりのクライトン。著者が亡くなってから刊行されている。いやいやいや、いつもながらハラハラドキドキさせられる。今回は中世はカリブ海の海賊の話。いや海賊ではなく私掠人だそうだが、まあ細かい歴史ネタがそこら中にちりばめられている。見てきたように書かれているのは、小説だから当然だが、良く調べぬかれているのだろうなあ。まあ、専門家からするとちょっとというのもあるのかもしれない。宝物を奪って帰還する際も、ハリケーンや海の怪物、そして先住民たちに襲われたりする。一難去ってまた一難。やっとたどり着いたホームグラウンド。しかし待っていたのは歓迎ではなく、海賊としての裁判、そして死刑。その後がまたおもしろい。よくもまあ、それだけ殺すなあ。とは思うけれど、まあ、でも裏切られたわけだしなあ、仕方ない。思うのは、戦や自然災害も恐いけれど、一番は人の裏切りなのかもしれない。なんともやり切れないものなあ。もう一つ作品が残っているそうだ。また古本を探して読もう。

Posted by ブクログ

2016/04/02

ジュラシックパーク以来ファンになり、遡ってほとんど全てを読んだマイケル・クライトンが亡くなったのは2008年のことである。まだまだ続いて新作や映画で愉しませて貰えると思っていた私には結構なショックであった。 本作は、故人のPC(マック)からほぼ完成状態の長編として発見されたもの...

ジュラシックパーク以来ファンになり、遡ってほとんど全てを読んだマイケル・クライトンが亡くなったのは2008年のことである。まだまだ続いて新作や映画で愉しませて貰えると思っていた私には結構なショックであった。 本作は、故人のPC(マック)からほぼ完成状態の長編として発見されたものだと言う。 今回読んでみて感じたのは、(1)確かにクライトンの作品だということ、(2)懐かしい「北人伝説」や「失われた黄金都市」、遡って「大列車強盗」的なテイストであること、(3)クライトン作品としては、どこか未完成、という3点である。 私は、結構昔たぶん70~80年代ぐらいにベースが書かれたのではないかと想像する。ひょっとして、「パイレーツ・オブ・カリビアン」が映画ヒットして出しにくくなったかもしれないなどと考えたり、、、。 未完成と言ったが、それでもクライトンらしい冒険小説であり、歴史的な事実を踏まえたしっかりとしたプロットで、ジャマイカの私掠人である主人公ハンターが、一癖も二癖もある魅力あるキャラクターのごろつき達を集めて、難攻不落の要塞を攻略し、財宝を奪い、さらに次々と起こる危機を乗り越えて行くという、大変楽しく引き込まれる長編小説であった。 たぶん映画化を考慮していたであろう、各キャラクターや船での戦闘シーン、さらには怪物の出現というイベント、女海賊のレイジューや小間使いのアン・シャープなども設定されているんだろうなと想像される。 映画化の実現を期待したい。 2016年3月28日読了。

Posted by ブクログ

2015/12/11

大人向け(?)パイレーツ・オブ・カリビアン。 次から次へと場面が展開し退屈はしないが、映画化を前提としているように感じられる。筋書きありきで肉付けが若干弱いと思うのは、発表前に作者が亡くなっており、完成していないからなのか。 やはり映画化決定!とのことだが、映画化が進んでいる様子...

大人向け(?)パイレーツ・オブ・カリビアン。 次から次へと場面が展開し退屈はしないが、映画化を前提としているように感じられる。筋書きありきで肉付けが若干弱いと思うのは、発表前に作者が亡くなっており、完成していないからなのか。 やはり映画化決定!とのことだが、映画化が進んでいる様子はない。

Posted by ブクログ

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