おっとりした長女メグ、男勝りな次女ジョー、内気だけど心優しい三女ベス、おしゃまな末っ子エイミー。マーチ四姉妹は父親が遠い戦地にいる間、母親と一緒に貧しくても幸せな生活を送っていた…。 かわいくて美しい四姉妹の物語がコミックで読めて嬉しいです！私もマーチ四姉妹のように、強く生きていきたいと思いました。マーチ四姉妹から勇気をもらったような気がしました。

絵柄がとても美しくて、原作の雰囲気にぴったりでした。 四人姉妹それぞれが個性的（長所も短所も併せ持つ）で、可愛らしく生き生きと描かれています。 そして1年の物語の中で各々が、楽しかったり傷ついたり、苦悩したりするエピソードを経て、短所を少しずつ克服し、成長する過程が細やかに描写されています。 メグの清楚な美少女ぶりが素敵です。縦ロールのドレス姿とか超美しす。 四人姉妹の、Pクラブの男装姿も秘密結社っぽくて楽しそう。 郵便受けのエピソードも、すっごい楽しかっただろうなー。 ローリィと駆けっこをした後に、リボンが解けてジョーの長い髪がはらりとなるシーンがとても印象的でした。 後でその髪を、家計のために売ってしまうエピソードとの対比みたいで切なかったです。 その場では気丈にふるまうものの、夜に涙するジョー。 ふだんの男勝りな姿とのギャップに萌えました。 ローリィもかわいらしいし、ブルック先生が超美形でびっくり！ メグとの美男美女カップルにうっとりです。 しっかし当方が大人になってからこの作品とエンカウントしたため、 マーチ伯母さんにも感情移入してしまいました。 あのひねくれっぷりは、マーチ姉妹のリア充ぶりがまぶしすぎたからかも…… ベスが病気のときエイミーを預かってくれたり、根はいい人なんですね。 とても読みごたえのある作品でした。