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なぜ、人は平気で「いじめ」をするのか? 透明な暴力と向き合うために

加野芳正【著】

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 日本図書センター
発売年月日 2011/09/01
JAN 9784284304467

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なぜ、人は平気で「いじめ」をするのか?

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商品レビュー

3.1

10件のお客様レビュー

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2022/03/01

「いじめを許さない」という意識を持つ状態から一段階上の考え方をするために読む本だと思った。「いじめ」は、人への一方的な心理的、物理的な攻撃が問題視されるようになってから社会でいつの間にか使われるようになった言葉である。筆者は、いじめという広義な言葉を、「ケンカ」「ハラスメント」「...

「いじめを許さない」という意識を持つ状態から一段階上の考え方をするために読む本だと思った。「いじめ」は、人への一方的な心理的、物理的な攻撃が問題視されるようになってから社会でいつの間にか使われるようになった言葉である。筆者は、いじめという広義な言葉を、「ケンカ」「ハラスメント」「しごき」などの類義語と比較して説明している。他にも、メディアによるいじめについての伝え方や、学級での生徒の心理状態など、角度が変わりながら論が進んでいく。 平等が前提の学級では誰もが他者に嫉妬や妬みを抱きやすい。だから個人間で起こる争いを消すために、誰か一人を選んで攻撃する。これがいじめのメカニズムだという。人の残酷な面を改めて認識した。自分は人の負の面を理解しつつ、負の面のせいで起こるいじめの行為に抗議し続ける人でありたいと思った。

Posted by ブクログ

2014/10/08
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

(ネットいじめの特徴?)……ネットいじめの二つのパターン、(1)掲示板への書き込み、(2)ケータイメールによるいじめ。匿名性、ネットへの書き込みやメールの送信は、本名を明かさなくても行うことができます、「ネットいじめ」は時間と空間の制約を受けないで、無限定にいじめを行うことができるのです。 (なぜいじめは発生するの?)……みんなが同じだからかえって不安定になり、不安定だからいじめられる被害者をつくって自分たちの人間関係を安定させようとすること、そこに現代的いじめの特徴を見て取ることができます。 (外国のいじめ、日本のいじめ)日本では「中一ギャップ」という言葉が使われるように小学6年生から中学一年生にかけていっきに増加していきます。これに対してノルウェーの調査では、中学一年生はむしろ減少期です。

Posted by ブクログ

2014/08/03

「私たちの社会では、「みんなで仲良く」「みんな一緒に」「クラスは一つ」という形で同調圧力をかけることが少なくありません。」 「いじめ」がなぜ発生するのか、また「いじめ」とはなにものなのかについて書かれた本。とても読みやすく、多くの人にぜひ読んでもらいたい。 日本で個人主義と言...

「私たちの社会では、「みんなで仲良く」「みんな一緒に」「クラスは一つ」という形で同調圧力をかけることが少なくありません。」 「いじめ」がなぜ発生するのか、また「いじめ」とはなにものなのかについて書かれた本。とても読みやすく、多くの人にぜひ読んでもらいたい。 日本で個人主義と言えば、それはネガティブを意味する。個人プレー、ワンマンなどなど。しかし、本当は、他人も尊重し、自分も尊重することではなかろうか。多文化が共生する現代社会では、集団としての自分だけではなく、個人としての自分を育てる必要がある。さもなければ、どこか一つだけのグループに属し、メンバーにもそのグループのみに属すよう圧力をかける排他的な人間として生きていくことになる。いわゆる村社会。そういった村での生活の価値観が、今でも無意識下にあるの問題だ。 ”いじめ”と”いじり”の違いは客観的には判断しがたい。それならば、当事者がいじめられていると言えば、それを”いじめ”と認識するべきだという考えは、まさにその通りである。子供は善悪の区別がついていない。だから加害者には遊びでも、被害者にはいじめだと感じる事がある。そこで、当事者がいじめられていると思う気持ちを受け止め、共有していくことで、子供たちになにが悪いのかを伝えることができるのではないか。自分が受け身側に回らないと気づく事はできない。それは大人でも同じだ。 教師は、教師である前に一人の人間である。だから、生徒に対しても好き嫌いの感情があって当たり前だとする考え方がある。そうかもしれない。ただ、教師なのだ。すべての生徒に平等に接しなければならない。一部の生徒を排除し、クラスをまとめあげる方法しかとれないならば、教師としての能力がない。教師はとても大変な職業だと思う。むかつくことも多いかもしれない。しかし、教師の道を選んだからには、それなりの覚悟をもってほしい。教師にとって、30人の生徒かもしれないが、生徒にとっては一人の教師なのだ。 全体的に考えさせられる、とても良い本だ。

Posted by ブクログ

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