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超解読!はじめてのカント『純粋理性批判』
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超解読!はじめてのカント『純粋理性批判』
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商品レビュー
4.1
13件のお客様レビュー
これを読んでも『純粋理性批判』は難解だ。原著の訳本を読んでも理解がいまいちであったが、本書の章末解説のおかげで、多少は、物言いと論理展開が見えてきたように感じる。次は『完全読解』のほうに挑戦するかな。
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こんなにわかりやすい哲学書を読んだのは初めて。西洋哲学はとかく用語が難解で挫折してしまうのだが、著者の絶妙な言い換えでスッと理解できるようになっている。 自分なりの理解としては、カントの功績は「哲学の限界」を示したことにあると思う。人間の認識能力を所与の条件として、人間が考えても...
こんなにわかりやすい哲学書を読んだのは初めて。西洋哲学はとかく用語が難解で挫折してしまうのだが、著者の絶妙な言い換えでスッと理解できるようになっている。 自分なりの理解としては、カントの功績は「哲学の限界」を示したことにあると思う。人間の認識能力を所与の条件として、人間が考えても仕方のないことが何か?を割と明確に示している。「それを言ったら形而上学に意味なんてあるの?」という気もするのだが、アプリオリという概念と合わせて人間の認識とはそういうものだ、という論理で貫かれていて清々しい。未だに「考えても仕方のないこと」に取り組んでいる哲学者が少なくないとのことだが、それもどこまでも原因を遡及していく理性の本性ということか。これではカントも浮かばれまい。
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原典に即した解説で、原典を直接読んで苦労した者としては非常にわかりやすかった。このような本がほかにも出ると嬉しい。
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